英国スーツ生地で作る3つ揃いのブリティッシュ・スタイル

英国製の生地(Made in England)は、古くから行われてきた羊毛生産とともに、毛織物も歴史と伝統があり、ダンヒルを筆頭に、スキャバル、ドーメルなどあげればきりがありません。その生地の特徴は、強いハリと腰。手触り感でも英国製生地との差がわかりやすいイタリア製生地とを比較してみた場合、イメージとして「張り」と「光沢」が特徴的な「モヘア」でさえ、イタリア製生地はソフトな着心地感を重視するのに対して、英国製素材は、素材の特質に忠実にいかに「張り・光沢」を生かした織物にするかを考えます。
それぞれ異なる生地の風合いは、それぞれのブリティッシュ・スタイル、イタリアン・スタイルのスーツを仕立てる際に、適したもの。ブリティッシュ・スタイルのスーツは、胸を立体的に、ゆとりをもたせたドレープ感、ウエストにかけてのシェイプするシェイプドルック、長めの着丈でドレッシーな裾へのラインを特徴とする、イングリッシュ・ドレープが代表的です。。
英国スーツというと、正統的な3つ揃いスーツというイメージですね。。背広というアイテムがもともと、ジャケット、ベスト、パンツを一揃えとして着られるようになったものなので、伝統的で格式のあるスーツの国、堅いイメージから、ベスト(ウエストコート)付きのスーツはなじみます。。
衿付きのベストでよりシックに、長めの着丈にはチェンジポケットをアクセント、また乗馬用のデザインを取り入れた腰ポケットを斜め切りにしたハッキング・ポケット、パンツには、懐中時計を入れた名残のウォッチポケット(フォブポケット)もクラッシクっぽいですね。。

ブリティッシュ・スーツ

オーダースーツ Pitty Savile Row
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