共生地ネクタイをオーダースーツ生地の残布で作る

スーツを仕立てさせていただく際にご用意させていただく生地には、店在庫、問屋から取り寄せ可能な生地ほか、着分で裁断済みの生地などがあります。スーツ生地はその多くの生地が生地巾150cm前後×3.2mというのが現在流通する規格サイズのようなもので、それは日本人の標準体型が大きくなるにつれて長くなり、30年ぐらい前製造のデッドストックなどと言われるようなファブリックには2.7~2.8mという今よりも短めな素材がほとんどです^^
普通にスーツをお仕立てさせていただくのと同じ生地でネクタイを・・、ウール・タイというもので、お揃いでというのがオーダーらしくて、おシャレなところですね。。規格サイズの生地のものでは、身体の大きな方、ベスト付き、ダブルブレステッドほか、要尺が多く必要になるお台場仕立て、広見返し、体型よりオーバーサイズな寸法のご指定などでは、生地が不足してしまう場合も考えられますが、お気に入った生地をお知らせいただきましたら、なんとかなってしまう場合が多いです。最近はオーダースーツの生地といっても、定番のものを除くと多く在庫を作らず、問屋の回転も早くなっていますので、生地によっては1年ごと、礼服などは比較的長いですが、ビジネス用のスーツ地などは2~3年が目安です。Pitty Savile Rowでは、帽子のお仕立てまではさせていただいておりませんが、帽子用の要尺分生地、カバン用のものなど、稀にですがご依頼をいただくこともありますよ^^
ダーク無地系スーツに共生地ウールネクタイ、ベストのみ千鳥格子(ハウンドトゥース)グレンチェックなどのオッドベストの組み合わせは、暖かみのあるVゾーン。このスーツ生地で作る共生地ウールネクタイは、生地がスーツ要尺で足りれば、+¥3150の加工料のみと、ちょっと試してみたくなるようなお値段ですね^^

スーツ生地などの模様・柄
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オーダースーツ Pitty Savile Row
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