パラダイスキスっぽく、スーツにも遊び心をもってみる

スーツのご注文のデザイン傾向は、ここのところ若干おとなしめ。周囲をとりまく諸事情を考えてみると、お仕事用スーツとして比較的堅実なものが好まれるのも仕方のないことだとも思うのですが、選ばれる色柄を見ていると、案外目立ちたがりなストライプ柄、クラシック調がトレンドなせいもあると思いますが、ハウンドトゥース(千鳥格子)や、グレンチェック杉綾(ヘリンボーン)もあり、思いっきり店長を悩ませてくれるこだわりスーツのご依頼をいただいたりすると、「少々景気も上向きなのか・・」とうれしくなってしまったりします。。
どうしても店長世代では、バブルの頃のスーツな感じを中心においてしまいがちなところがあり、また当時の映像などを見ることがあると、髪型からスーツの色使いから見るからに元気。。パンツのポケットに手を入ると、ダブダブのジャケットの裾が全体に持ち上がる感じは、当時の男前なしぐさで、いまのタイトめなパンツ、ジャケットではできません。。おそらく今の20歳代の人から見ると、ハテナマークがたくさんついてしまうことなのかも知れませんね。。
実写ならそのジャケットシルエットのコピー的なものの仕立てを頭に描くこともできそうなものも、アニメになるとかなり都合よくかっこ良く書かれているので、難しそうなものがほとんどですが、こんなの着てみたい・・、と思うものがたまにあります。。コスプレではないので大丈夫ですよ・・、スーツです^^「これだけ打ち合いの浅いダブルだと、型紙からひかないとダメか・・」「この衿型にできるだけ近いものを作ってみたい・・」
簡単そうなところでは、アイビー調の丸肩で少し大きめジャケットに、タイトなパンツを合わせるというもの。パンツがタイトなら素材はウールに限らず合わせることができそうなので、応用範囲も広そうです。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
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