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2011年12月アーカイブ

年末のオーダースーツ店のお仕事

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オーダースーツ店の年末 このもともと家業の仕立て服業界に結婚と同時にころがりこんでからおよそ20年^^良かったのか悪かったのか・・、独立後はインターネットという新しい展開の中でお客様のお役に立てるサイト作り、運営をすべて自分で行うことから、ネットのメリットを最大限に生かし、良い生地をできるだけのサービス価格でご案内させていただいております。。 入った当初から出入りの問屋さんに、「斜陽の紳士服業界にようこそ・・」など意味ありげな歓迎をされたりするほどな業界なので、例年の行事的なイベントにも慣れてしまった今では、年末といって思うのはやはり仕立て屋になったばかりの頃ですね。。
少し前までは、御用納めと同じぐらいに年内の営業はやめてしまい、年明けも4~5日からというところが多かったので、お正月用に新調したスーツの年内納めに奔走する仕立て屋というのは、けっこう損な仕事なように思えました。。縫製工場は、29日ぐらいが最終、30、31日はお休みとなりますが、仕上がり後のお納めに少し余裕をみて店舗では大晦日までお店を開けています。年内納めの最後の品が納まれば、少し早めに閉店ということもありますが、これが忘れられているのかなかなかご来店がなく、最後には電話などしてご自宅まで納品に・・、年末に静岡西部の相良というところまで、営業車を走らせたことも・・。片道50キロぐらいの距離ですね。。
あとは、新春セールの店内の飾りつけなど、20年ほど前は、こういったこまごまとして儀礼的なことにコダワリがあったように思います^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
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アームホール、袖ぐりを浅くしたい

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アームホール・袖ぐり 古くなっていらなくなったジャケットの袖を取り外してみると穴が開いたように見えるのがアームホール(A.H)袖刳りといわれるもので、ジャケットのシルエットや着心地に大きく影響する部分なのでなかなか重要なのですが、このアームホールはパターンオーダー的にお仕立てする一般的なオーダースーツの場合には、直接何cmというような指定をすることができません。
また、このアームホールは袖付け部分の周囲寸法として袖まわりの寸法と一致することになり、胸巾、背巾と密接な関係にあるため、標準では各ジャケットシルエットのパターンにより適正なバランスを保つ寸法がセットされています。
このアームホールを調整するためには、バスト・肩幅寸法を大きくすることで、その周囲となるアームホールも大きくなり、バスト・肩幅寸法を小さくすれば、アームホールの寸法も自然と小さくなることになるのですが、既にご注文をいただいたことがある同シルエットのジャケット・アームホールの場合には、前寸と比較して1cm程度アームホールを浅くする若しくは深くするというご指定が可能です。。
型紙作成するビスポーク的なオーダースーツの場合には、アームホールの縦・横寸法となる鎌深、鎌巾など製図上で微細に調整することも可。
このアームホールは深すぎると手が上がらないなどの不具合となり、浅すぎると窮屈、袖外観に不自然な横シワが入るなど。「脇当て」「脇汗パッド」は脇下のすべりを良くし、衣服の消耗を防ぎます。
現在好まれて着られるスーツが、タイトなもののためこういったタイトスーツには、標準でタイトアームなシルエットがセットされていますので、袖シルエット重視なスーツをご希望の場合には、ジャケットシルエットの選択からご検討いただくと良いと思います。。

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ベストの尾錠の使い方

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ベストの尾錠・バックル ベストの背部分にある金具は「尾錠」といわれる付属になりますが、ほとんど飾りのように付いているだけで邪魔・・、しかしないとなんとなくもの足りないような不自然な感じが、見慣れているだけにしないでもありません。。この「尾錠」はもともと、サイズ調整のためのもので、別名には「バックル」といわれます。バックルには種類も多く、ベルトのバックル、カバンの紐調節のためのバックル、モンクシューズの靴甲に見える大きなバックルなど。メンズスーツなどの衣服では、パンツ後ろの腰帯とピスポケットの間に付けられる「トラウザーズ・バックル」や、腰帯脇に付けられる「アジャスターベルト」など。 現在のベストを着用するスタイルでは、このベストの背の尾錠は使用されることはありませんが、この尾錠に本来の仕事をさせてあげるというのも、若干クラシックでかっこ良い着こなしのスタイルかも知れません。。
一般的には、ベストの回り寸法は、ジャケットに対して半身で4~5cm程度細身で、より身体にフィットする胴衣。これを胴回りで尾錠を調整用に使うために、少し大きめサイズに作るというオーダー方法もあります。。
ベストの背の作り方には、前身と同じ共生地で作る「背表共生地」というのが、変化もありまたカジュアル傾向のあるスーツスタイルには好まれていますが、この場合の背表は標準的な作り方となる、胴裏と同じ生地で作ります。このほうが、生地として柔らかなのでわざわざ調整して、背部分の若干だぶついたシルエットを作るのには向いています。。 この背表に使われる生地は、ジャケット胴裏と同じものが使われますが、ご指定いただくことで、これとは別の裏地を使用することも可能です。。

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夜明けの刑事の鈴木ヒロミツ 年末のテレビ番組はなかなか賑やかですね。。しかし、水戸黄門はつい先日最終回を迎えてしまい、たしか同じ時間帯枠で交代に放送されていた、「大岡越前」や「江戸を斬る」、「銭形平次」はフジテレビ系だったようですが、みんな終わってしまい、時代劇ってほとんどなくたってしまったようですし、テレビ離れということなのかも知れません。 水戸黄門の時間帯枠というと、TBSで、ドラマといえばTBS。水前寺清子の「ありがとう」京塚昌子の「肝っ玉かあさん」、「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー一族」など、あげればきりがありません。ちょうど、この1970年中ごろ~80年ぐらいが小学生ぐらいの年齢だったため、ここらへんのドラマは同居老人の好みでよく見ていたような気がします^^
特にお気に入りだったのが、「夜明けの刑事」この間、You Tubeで、オープニングのテーマ曲を見つけ、懐かしく30回ほど聞いてしまいました。。世相を反映しているというのか、音楽にも緊迫感があり、曲を聴いただけで引きつけられます。
温厚な刑事役の坂上二郎と、暴走気味な若手刑事の石橋正次、この二人がよくあるデコボココンビというやつ。石立鉄男が課長的な上司で、藤木敬士がニヒルな切れ者刑事、異彩を放つのが鈴木ヒロミツ。まったく、二枚目などどこにもいないような個性派ぞろいなドラマは、その顔ぶれを見ただけで面白そうじゃないですか・・^^ テーマ曲のかっこ良さももちろん、挿入曲も哀愁を帯びた感じで、かっこ良さ=ハードボイルドな時代感。劇中歌に外人の声で「よあけーの・・」と歌っているのは、イギリスのロック歌手で有名な、ポール・ロジャースの奥さんがプロデューサーの縁戚だったための出演らしいですよ。。
スーツ的に目立つのは、鈴木ヒロミツの着ているど派手なスーツ。もともと、グループサウンズ時代には「ザ・モップス」のボーカリストなので、おしゃれなファッション通だったとは思うのですが、オーダースーツでも同じ色柄を探すのはちょっと大変かも知れません。。ただ、この領域に足を踏み入れてしまうのは、無地系なスーツを着る感覚とあまり変わらず、紙一重なところがある・・というのが、長年スーツを着てきている実感で、なにかのきっかけで選んでしまったことも、過去にあったような気がします^^

夜明けの刑事のテーマ曲

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衿穴、ラペル穴の使い方

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衿穴・ラペル穴 衿穴はジャケットの下衿(ラペル)に付けられている釦穴のことで、標準では左側に1個ついているのが普通です。。この衿穴はもともと、防寒用などの目的のため、逆側につけられた釦と対になるものですが、現在のスーツではこの衿穴のみ残り、フロント釦のように打ち抜きとなる穴が開く場合もありますが、袖切羽のような「穴飾り」のものも多いです。
このラペル穴は英国スーツの飾りとして花を差すことから、優雅にフラワー・ホールという名前でも呼ばれます。お仕事用スーツの場合には、社章などバッチを付けるときのために、開きみせでも、一穴を開けるご依頼を受けることもあります。。
また、このラペル穴は付けないというご指定も可、逆に左右両方に付けるというオーダーも対応させていただけます。。ラペル穴に挿す装飾具としては、ラペルピンが有名ですが、19世紀~20世紀にかけて、ラペル・ウォッチとかシャトレーヌ・ウォッチと呼ばれる時計を鎖に付けて、ラペル穴から下げるという、実用的な装身具も流行したようです。。 現在のオーダースーツ的におススメできる、衿穴・ラペル穴の使い方は、やはり「穴かがり糸の色糸指定」無地系統なら同系色でおとなしめな色糸を使うとか、柄もの生地なら、ストライプ柄・格子柄など使用されている色と系統を合わせると落ち着きます。 付けても左右1個ずつの衿穴を、片側2穴、3穴というのもオーダースーツなら対応範囲内の調整です^^

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バルカポケットでクラシコイタリア調

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ポケットチーフ スーツに付けることができるポケットの形は種類も豊富ですが、お仕事用スーツの場合の胸ポケットは箱ポケットバルカポケットを付ける方が多いです。バルカポケットも広くは箱ポケット(ウエルトポケット)の仲間で、ウエルトポケットがポケット口に縁飾りのついてポケットとなることから、その縁飾りの形が箱型(長方形)なのが箱ポケット、バルカ(船のへさき)の形をしているのがバルカポケット。
箱ポケットは胸ポケット(チェストポケット)に使われるばかりでなく、腰ポケット(ウエストポケット)にも、パンツのピスポケットにも付けられますし、ベストの腰位置のポケットには標準的な仕様となっている場合が多いです。。
このバルカポケットは、クラシコイタリア仕様のスーツに多く見られる形なのですが、箱ポケットと違って脇側が船のへさき(先端)のように細くなっているため、胸のボリューム感をきれいに出す効果があり、クラシコスーツに限らずどのシルエットでも人気があります。。正直なところ、胸ポケットって使い道があまりないような・・、実際、店長自身まず使ったことがないのですが、ポケットチーフには必須のデザイン。ファッションに関心度が高まれば高まるほど、ポケットチーフはなかなか重要。フロントステッチや総ステッチを入れる場合、この胸ポケットも必ずステッチが入るので、これも押さえておきたいところです。。
また、標準では胸ポケットの縁飾りの高さは2.5cm程度が標準ですが、いまはやりのショート丈のジャケットの場合には、バランスをよくするため、2.0cmの縁飾りとするカスタムメイドスーツ・ショートナローのジャケットシルエットもありますので、胸ポケットひとつでもなかなかオーダースーツは奥が深いです^^

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テーラーメイドのススメ

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テーラーメイド テーラーメイドというと、=紳士仕立て服のように思われがちなのは、昔ながらの注文服店の看板の多くに「テーラー○×」という店名を見るからかも知れません。。少しややこしくなってしまいましたが、「テーラーメイド」は「男物仕立て」を女性目線から見た言葉で、婦人がメンズスーツのようなお仕事用耐久性素材で、かっちりめのスーツを仕立てたもの、「テーラー」は「洋服屋・仕立て屋」、また「紳士服店の裁縫士」ということになるので、看板は正しいです。。「テーラーメイド○×」だとちょっとおかしいです。 また、「テーラー」の対語は「ドレスメーカー」これは「婦人服の仕立てをする人」になります。洋裁を勉強する人のための「ドレスメーカー」的な習いものをする学校を以前には見かけることも多く、近所の洋裁の得意な人にスカートやパンツなど比較的縫製の簡単なものを縫ってもらった・・など、聞くことも多かったですが、今では自分で縫える人は貴重です。。
クールビズウォームビズをきっかけに、お仕事場も制服的な型通りのビジネススーツの傾向が若干弱まり、一般的なウール地スーツのスタイルにも変化が出来ているように思います。。とはいっても、スーツが紳士の着る衣服、フォーマル寄りな準礼装となる衣服であることには変わりがないため、好みだけで着るなんでも有りな極端に目立ったスーツというものも抵抗がありますが、一般的スーツ地であるウール製スーツも、お仕事対応の範囲内で変化をつけて着る楽しみを考え出しても良いのではないかと思います。。
カジュアル素材で快適な着心地の良さを求め、またウール地でもシルエット・デザインカスタムメイドなTPOを考慮したファッション性、効率の良さをオーダースーツで実現していただければと思います。。

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追憶・バーブラストライザンド スーツをお仕事で着る人なら、当たり前のように知っていることでも、つい朝の出勤前忙しいときには、見逃しがちになってしまいそうなこと。たまたま目にしたブログの記事がお役に立つかも知れないので、思いつくことを書いておきます。。
パンツのチャックを忘れてしまうなんていうのは、ドリフターズのお決まりコントのようでちょっと寒いですが、現実のものとなってしまった時には、更に寒いことに。。いかりや長介もなくなってしまいましたが、懐かしい曲をYou Tubeで検索しながら聞いていたりすると、つい「この人いくつになったのだろう・・」などと気になり、便利なウィキペディアで生年月日から計算してみると・・、「追憶」の「バーブラストライザンド」は70歳を超えており、あのキュートなオリビア・ニュートンジョンはもう還暦を過ぎてました。個人的な洋楽ばやりが最後のころのシーナ・イーストンでさえ50代。ネスカフェのBGMだった「追憶」の流れるCMは別世界のようにかっこ良かったものですが・・。
ジャケットの腰ポケットのフタも、出す入れるは決めておかないと片方は出て片方は入っているのはみっともないですし、朝出がけに忙しくポケットを探ったために、フタが折れ曲がって入ってしまっているような時には、気がついて外に出しても一日中あとが残ったままで気分が悪いです。
ネクタイの剣先がジャケットの前裾から顔を出しているというのもお仕事用にはマズイです。。あえて見せるという着こなしはプライベートな時に。。ディンプルもネクタイの表地と芯地の関係で付きづらいものもありますが、はじめのクセ付けが肝心だと思います^^

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パンツのクリース プレスをついサボってしまったり、湿気が多い時期には横にふくらんで太く見えてしまうなど、パンツの折り目(クリース)がきれいに入っていないとだらしなく見えてしまいます。。パンツの前折り目はタックやダーツで畳まれたヒダから始まって裾までとわかりやすいのですが、ヒップの折り目はどこから入るのが正しいのか・・と、たまにお問い合わせをいただきます。
普通にご着用ごとにプレスを入れていれば、自然に座ったりすることでヒップの中央から上は入れても折り目線がわからなくなってしまうので、次第に省略するようになってしまうと思いますが、それが正しく、ヒップ上部まで入れると折り目線がヒップのラインに沿って曲がって見え、逆にかっこが悪いです。。
きっちりクリースを入れるのはパンツの前身は上から下まで、後身は採寸上の股下部分のみでそこから上は次第に消えるように。パンツ折り目をクセ付けする「シロセット加工」も、この股下部分の前身後身に施します。。
折り目のないパンツというのは、お仕事用やフォーマル用のスーツでは問題外ですが、後身の上から下まできっちり入ったものというのは、身だしなみに気を使っているのではなく、スーツの着方を知らないと思われてしまいます。。採寸用のスーツや、長くご愛用になっているスーツの調整などでお預かりするスーツを見ていると、ご愛着度が多い方ほどこういった傾向があるように思います。。

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ニットタイ ここ20年近くといっていいほど、ネクタイの大剣の巾には変化がほとんど見えないのですが、プチクレイズ的にファッション感覚の鋭い人には、巾狭めなネクタイが気になる頃かも知れません。。このネクタイの巾と、ラペル巾(衿巾)と、シャツのポイント長さは、ほぼ同じ寸法とするのがバランスが良く見えるもの。肩幅とこれら3部分の巾は、相対的に肩幅が広くなれば、ネクタイ、ラペル、シャツポイントの巾も広くなる関係にあり、標準体型の人の肩幅を基準とするなら、肩幅45程度に対して、ネクタイ、ラペル、シャツポイントは8~9cmが適量ということになります。。
この黄金比率からすると、タイト傾向な肩幅に対してラペルは細めなジャケットが流行しだすと、それを追いかけるように、細巾のネクタイや、剣先の小さな小衿なシャツが気になるようになります^^
アイビータイもアイビー調ジャケットの衿巾が狭いために、バランスの良いものですね。。店長が以前していた細巾のネクタイは、スクエアエンドのニットタイで、色は濃紺のもの。巾はやはりアイビータイとして標準的な5cm程度のもので、細巾ですが結び目がキュッとしまるのでネクタイピンなども必要でなくおさまりがいいです。。ネクタイが細くなるとちょっと存在感が薄くなるので、ニットタイとかウールタイなど若干重めなものを合わせます。こういったカジュアルなタイにはフォーマルっぽいタイピンはさけたいところ。シャツも衿が小さくなると衿腰も低くなり、細巾のネクタイともぴったりです。。

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Vゾーンをグラデーションで 店長も40歳を超えて、アラフォーというのでしょうか・・、スーツの選び方も量より質。良いものを何点かローテーションで着るような年齢に^^スーツそのものが傷むということはあまりなく、汗をかいたまま着用するということもないため、色柄もシンプル、こういった良いものを数点でまわす時には、目立った色目のものは敬遠しがちで、定番無地や、ストライプ柄でも遠目には無地系に見えるようなものを選びます。。
「それでは新入社員の1着目スーツみたくて面白くない・・」という方もいらっしゃるかも知れませんが、シンプルな素材ほど仕立てや生地の良し悪しの差が出やすく、店長のようなスーツを何年も着ているようなおじさん世代も十分に満足させてくれるような、ある意味オリジナルなところもあります。。
また、素材だけで勝負するようなスーツの場合には、着こなしがとても楽で、カラーシャツが流行していた頃にも、派手めになりがちなVゾーンとのバランスを考えて、スーツ本体の色柄シンプルに。。シャツやネクタイの購入費用にお金がかかったので、スーツはそこそこのものでしたが、今はネクタイをしない日もあるので、スーツが少しぜいたくめです。。シャツ、ネクタイ、スーツの色柄で構築するレイヤード的なVゾーンは、シックなグラデーションで。。スーツ生地が基本色になるので、紺系、グレー系を中心にアイテムごとの濃淡でコーディネートすることになるのですが、袖先を出した指先1本分のシャツ色も、忘れてはいけません。。

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スーツのくびれを効果的につくる

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スーツのくびれ 細身のスーツシルエットを作りたいときには、まずクラシコスーツブリティッシュスーツタイトスーツなどジャケットのシルエット選びから始めます。現在好まれているスタイルは、ウエストシェイプのきいたものが多いため、ずん胴なボックススタイルが特徴的なトラッドパターン以外は、どれもがレギュラーパターンから絞りがきいたものが多いですが、調整範囲の限度もあるため、ジャケットシルエットのお好みテイストとあわせて選びます^^
単純にボディフィットなジャケットとするためには、ジャケットそのもののゆとり量の少ないタイトスーツや、ショート丈ナローラペル仕様のタイトスーツがおススメ。着丈を短くすることで、突き出たヒップ回りの寸法を気にする必要がないので、よりきつめのウエストシェイプを作れます。。
逆に、スーツのくびれを強調したい場合には、ウエストシェイプをきつくすることも大事ですが、着丈を長く裾にかけてのフレアも大めのシルエット。フロントカットは腰まわりに軽快な感じを与えてくれるカッタウェイなもの。ジャケットシルエットの中では、ブリティッシュやクラシコなどが向いています。。
スーツのくびれはボリューム感のあるバスト~ウエストシェイプ~裾へのフレアで形作られる差寸。バストは肩幅、ウエストシェイプはジャケット半胴、裾フレアは採寸フォームでご指定いただくことができる項目ではありませんが、標準的な寸法から+2cm程度までは調整可。もともとフレア感のあるブリティッシュやクラシコのジャケットシルエットでこの体型補正をすると、なかなか効果的です^^

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ネクタイピン タイクリップやタイピンといわれるものは、ネクタイピンのこと。同じようにタイクリップ、タイピンなどと使うことが多いこのネクタイのアクセサリーですが、形が違います。。タイクリップはタイバーや、タイスライダー、タイクラスプと同じもので、ネクタイをシャツの前立てと一緒にはさんで固定するタイプのもので、タイクリップというのが一番わかりやすいかも知れません。。タイピンは、尖ったピンに装飾具としての飾りがついているタイプのもので、このピンでネクタイを突き刺し固定します。。
以前は、タイクリップでさえ正絹でデリケートな素材となるネクタイを仕事中など長時間挟んでいると、クリップの痕が残ってしまうこともあるので、敬遠しがちだったのですが、使い始めるとこれほど便利なものはなく、風にネクタイが裏返ってしまうのを気にする必要もありません。
メンズファッションで許される数少ない装飾具のタイピンは、それを使用することだけでスーツのVゾーンにアクセントを加えることができるアクセサリーですが、ネクタイの結び目からタイピンまでの長さを少し多めにとり、固定したタイピンとの間で立体的にネクタイを浮かせることで、ボリューム感のあるVゾーンを作ることができるので、是非お試しいただければと思います。。ちょっとした注意点は、あまり盛り上げすぎないこと^^ ネクタイ生地そのものが少しカタメのものを選ぶのもコツかも知れません。。

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ポップな大江千里 大江千里というのは、自分で曲も書くいわゆるシンガーソングライターというもので、ちょっとググッたら1960年生まれということらしいです。。もう50歳越えているとは、あの黒縁メガネに蝶ネクタイ、原色系のジャケットを着こなすポップな青年のイメージなので、ちょっと驚く感じです。時代が、そんな時代だったので許していただきたいのですが、1980年代半ばの店長のスタイルは、この大江千里風な感じで、実際黒縁メガネでした。結婚当時は、まだこの黒縁系のメガネを継続しており、なぜか朝起きたら踏み砕かれたように壊れている事件があってからは、銀縁の普通のメガネに変わっています。。当時は、思いも寄らなかったのですが、その後シャツがアイロンで焼け焦げたり、まれに頻発して毛髪が食事に混入するなど、多くの不思議な事件が起こったりしているので、家にはなにかがいるのかも知れませんね・・。
その頃のスタイルの小道具として欠かせなかったのが、アームバンドとサスペンダー。愛用していたアームバンドは銀色のコイル状のものが伸縮して締め付けるタイプ。アームバンドは黒のクリップ止め式のもの。シャツ・ガーター、スリーブ・ガーター、スリーブ・サスペンダーなどと言われる、袖の長い部分をクリップでつまんで調整する式のもののほうが、クラシックで今は雰囲気ですが、少したっぷりめのシャツサイズの袖を二の腕でつまんでできるシルエットと、これもオーバーサイズ気味なパンツをズボン吊りで。
これが、ジャストサイズの袖丈のシャツでは、アームバンドはまったく意味なく不自然なものになってしまうので、このアームバンドをしたいために、わざわざ大きめシャツを購入していたのを覚えています^^

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パンツのダブル巾、カフス巾の基準

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ダブルソールの靴 パンツの裾の作り方には、シングルダブルモーニングカット(斜め)の3種類があります。スーツを着始めのころ、またはお仕事用スーツとしてパンツの裾まであまり気にせず、シングルで作っていた方に、今どき流行のダブル巾はどれぐらいにしたら良いかというご提案です。。
ダブルという言い方は日本名で、正式にはアメリカでは「折り返し」という意味の「ターンナップ」、英国では範囲が広くなりますが、シャツ袖の折り返しと同様「カフス」と言われます。たまに聞く「マツキン・マッキン」は、アメリカのマッキンリー大統領が雨の日に裾が濡れるのを嫌がって、折り返したのが「ターンナップ」の初めと由来されることからの呼び名です。。
Pitty Savile Rowのオーダーフォーム上では、3.5cm~4.5cmまでの5ミリ刻みでお選びいただくことができるようになっていますが、この折り返し巾を太くすることも、逆に狭くすることも難しいことではないため、どの縫製ブランドでも折り返し巾指定は5ミリ単位でご希望いただけます。
このダブル巾は4cmが標準的な寸法となりますが、基準となる目安は個人差のある股下寸法。股下寸法が長ければダブル巾も長く、股下寸法が短ければダブル巾も短く。。 あと靴甲の高さや靴底の高さとも関係が濃く、ローファーなど靴底や靴甲の低めのものは、ダブル巾も狭く、ボリューム感のあるクラシコイタリア系のダブルソールの靴底や、甲高な靴の場合には、ダブル巾も深めとするとバランスが良くなります。。

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レギュラーなスーツ スーツは仕事用で着るのだから、相手に不快感を与えないように手入れがしっかりとしてあり、品質も良すぎず、悪すぎず、清潔感に気をつけて自分の立場に合ったものを・・、などと考え出すと、職場のドレスコードによっては、着ることができる色柄も比較的大人しめに決まってしまい、マンネリコーディネートのローテーションにハマってしまいそうです。。
少しカタメなビジネス用スーツでも、紺・グレーにダークな茶系ぐらいまではなんとか・・、「しかし、茶系のスーツ着たことがないし、合わせるシャツやネクタイも一から揃えるのは大変」、「紺・グレーの範囲内で少し色柄を変えても、好みもあっていつも似たようなものに・・」こういったお話は、お客様からよくお聞きすることです。。 かといって、今どきのショート丈でタイトすぎるスーツは・・、というご年配の方には、少しだけショート・タイトなシルエットの雰囲気を、今までご着用いただいているスーツの中に取り入れるのが効果的。。若い人が好んで着るスーツと同様のテイストを持つものを身に着けていると、ご着用者の見た目も若返ります^^
ジャケットのシルエット変更になかなか思い切れない方にも、同じ紺、同じグレーで異なるスーツのイメージを是非味わっていただきたいと思います。。今日は、紺のブリティッシュスーツ、明日はグレーのクラシコスーツなど、ずいぶん毎日のお仕事用スーツが楽しくなってしまうと思いますよ。。

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大沢誉志幸のダブルスーツ 最近ちょっと気になるダブルのスーツ。タイトめなシルエットに釦位置を上げたい傾向のあったここ数年には、見ることの少なかった一番下の1個だけ釦を止めるダブル1掛けのスーツ。下1個だけで止める形なため、当然Vゾーンという胸開きが広くなりゆったりめに着るシルエットが多くなります。。
このフロント釦数が下1個止めのダブルスーツの形には、ダブル6釦1掛ダブル4釦1掛があって、6釦のほうは「ボタンワンダブル」4釦のほうは「ロングターン」という、それぞれ粋な名前があるのは、やはり着こなしが若干ルーズで、色気のあるジャケットシルエットだからなのかも知れません。。ダブル4釦1掛のフロントシルエットを、別名「ロングターン」というのは、比較的知られていて、恰幅よくゆったり着たいダブルスーツなためか、ご年配の方の支持層が多いようです。名前の由来は、きっと下1個掛けのために長くなった衿の返り線が、スキーやスノーボードで大きく弧を描くロングターンの滑走のようだから・・だと思います。。このロングターンの長めの返り線と、巾広な衿型が相性が良く、15年ほど前のイタリア製ルチアーノ・バルベラにそのシルエットを見つけて、気に入ってしまいました。。現在販売中の雑誌などだと、ついつい流行を追ってしまいがちですが、少し時代を遡ったところに、逆に斬新で目うろこなファッション・スタイルを見つけることがよくあります。。
サンプルの画像は、大沢誉志幸が「そして僕は途方に暮れる」を「夜のヒットスタジオ」で歌っているところのスナップ写真。こちらは、ダブルの2釦1掛で、衿がショールカラー(へちま衿)という芸能人ならではの変則パターン。ダブルにへちま衿は、フォーマルスーツではありがちですが、素材が生成りなカジュアルで作ると目をひきます。。 この曲はカップヌードルのCMソングだったのですが、昔はかっこいいCMやってたんですよね・・、今では生活必需品となってしまい、コマーシャルの必要もなくなってしまったんでしょうか。。

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ひざ位置を上げて美脚効果 今ではアイドル雑誌の「平凡」は廃刊してしまい、「明星」は雑誌名を「Myojo」に変更され、ジャニーズ事務所の男性タレント中心の掲載内容になってしまっているようです。。思春期がアイドル全盛のころだったので、歌本なども付録としてはありがたくもあり、思い出もある雑誌ですね・・。なくなってしまっているのは残念でした。。
覚えているのはピンクレディーの掲載記事で、まだ売れる前の小さな小さなものだったと思うのですが、ちょっと普通とは違うインディゴブルーのデニム、フラネレットっぽく起毛感がある見るからに肌ざわりの良さそうなジーンズ。シルエットはベルボトムで、足元は厚底のサンダルのようなものをはいていて、カメラのアングルもあるのか、体育座りを若干くずしたように足を伸ばしたヒザ下がやたらと長く見えてカッコ良かったです。。 今になって思えば、パンツ丈が厚底のサンダルを半ば隠してしまうほど長かったため、特にヒザから下を長くすっきり見せていたんだ・・と、気が付くのですが^^
通常、メンズのパンツは、股下といわれる寸法(モモの付け根~裾)の半分の位置より5cm上がった位置になるのですが、メンズカスタムラインでは、このヒザ位置を美脚効果のため3cm上に上げる補正をさせていただくことが可能です。ヒザ位置と指定する場所を股下寸法半分の5cm上がり→8cm上がりとすることで、視覚的によりすっきり見せるという前向きな体型補正ですね。。
また、カスタムメイドスーツでは3cm上のみのヒザ位置補正も、ビスポークスーツではより細かく指定することができ、Ex-made、レディーススーツでもヒザ巾を5ミリ~1cm程度細く指定することで、同様の効果が得られます。。

オーダーパンツ・スラックス
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シャツ・ネクタイをコーディネート ファッション感覚も、ビジネスシーンもずいぶん多様化してきているので、シャツとネクタイの柄合わせでやめておいたほうがいいもの的な組み合わせも、あまり気にしなくても良く、逆に以前とは違った使われ方をするようになってきたものも。。
ビジネス用のスーツで一番無難なのは、白無地のシャツにレギュラーカラー、小紋柄などが大人しく入っていればご年配の上役の方には好印象なのかも知れませんが、スーツも着慣れてきてそれではちょっとつまらなくなってくると、ストライプ柄のシャツ、カラードシャツなど、だんだんとファッション初級者からすれば難しいコーディネートアイテムに目がいき始めます。。
現在ではそれほど厳しくはないものの、たまにファッション雑誌の特集などで見る「ノーグッドなシャツ・ネクタイの組み合わせ」の代表的なものには、
・ボタンダウン・シャツは基本的にスポーティーな位置づけなものなので、ビジネス用には不向き。
ウールタイは、ツイードなどのジャケットに合わせるものなので、ビジネス・スーツには合わせない。
・チェックのシャツとチェック柄のネクタイはチェックオンチェックといい、色柄合わせが難しい組み合わせになるため、わざわざビジネス用スーツには合わせない・・など。。
ボタンダウンの衿型のシャツは、今どきのノーネクタイで着用するシャツには、高めの衿腰のシャツ衿の剣先のおさまりが良いため、欠かせないデザインに。。

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ジャケパンスタイル スーツの上下サイズの標準的な基本は、丈が長ければ回り寸法も大きく、丈が短ければ回り寸法も小さい。JIS規格などのAB5やY6などの細分化されたものならまだ、選択の巾はありますが、S・M・Lの中から選ばなければならないような場合には、かなり不自由です。。 既製スーツの中には、上下サイズが合わない体型の人のために、ジャケットとパンツサイズを別々に組み合わせて購入できるセットアップスーツのような提案型のものもありますが、種類があまり多くないため、無理に上下共生地とすることにはこだわらず、もちろんTPOもあると思いますがジャケパン的なコーディネートにファッション的なスタイルの重点を置いているというお話もお聞きします。。ジャケット+パンツの色柄あわせは、おしゃれ上手の基本。「チェックオンチェックは柄の大きさを違えたり」、「上半身が太めな方は、上半身にダーク系素材」逆に「上半身が細いため大きく見せたい人は、明るめな膨張色」 オーダースーツの場合には、上下サイズが異なることはもちろん、「背は低いが袖丈は長いため、短めの着丈に合わせると袖丈が足りない」「背は高いが、ウエスト寸法が細すぎるため、長めの丈のサイズに合わせると回り寸法が大きすぎる」など、寸法的に苦労されている方でも丈寸法と回り寸法とのバランスまで比較的手軽に調整ができるため、コーディネートの巾も広がります。。

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ノータックパンツを無理にはかない

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インタックパンツ 店長と同じ世代の40歳前後の方は、パンツにはタックの入った少しゆったりめのシルエットのものにはなじみがあると思うのですが、現在、主流のパンツはタックのないノータックパンツで、しかもモモ巾(ワタリ巾)もヒザ巾、裾巾も詰めれるだけ詰めたい細身のシルエット。。お仕立てする際に基準とするノータックパンツのモモ巾寸法は、ヒップ回り寸法の3分の1程度。ご愛用スーツをお預かりして採寸させていただく場合には、現物スーツからの微調整という形の採寸になりますが、基準寸法より1cm程度細めというのがタイトめなパンツには多いモモ巾だと思います。。
パンツにタックを入れない場合には、モモ巾はタック入りパンツよりも細いため、ヒップ回りの寸法も少ないゆとり量で作られることになるので、体型で向き不向きを考えるならお腹回りに余裕が欲しい、出腹体型の方とノータックパンツの組み合わせはちょっと大変。。よく「太めのお腹を細く見せるためには、細めのパンツのほうが良いのでしょうか?」というようなお問い合わせをいただきます。。太めなお腹を細いパンツで押さえ込んでしまおうという発想だと思うのですが、ゆとり量の少ないタック無しの細身パンツの場合には、ぽっこり出てしまったお腹が着用時逆に浮き出て目立ってしまうことになるので、少なくともタックを1本は入れて、出腹を隠すようなシルエットにしたほうが、見た目もすっきりかっこ良いスーツになると思いますよ。。
タックは布地を体型にフィットさせるための縫製上のテクニック。タックのヒダが外に向いた外ヒダ・アウトタックでは普通すぎてつまらないという方には、タック内向きの内ヒダ・インタックがおススメです。。

オーダーパンツ・スラックス

オーダースーツ Pitty Savile Row
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ジャケットのウエスト位置 スーツはモデルさんのように身長が高かったり、横幅もがっしり体型の方には寸法があっているだけで、かっこ良く着こなせてしまう、アイテムそのものが整った形をしているもの。。店長は、小学生までに身長がやたらと伸び、背の順でも一番後ろで160cmほどはあったのですが、その後あまり伸びなかったため、現在では標準的な身長なのですが背の高い人の気分は知っています^^小学生のころなので、背が高いだけで待遇は良いですし、水泳をやれば早く、ドッジボールをすれば投げる玉は強力で、捕球も上手。足も遅いほうだったのですが、身長が急に伸びたときには、少し早くなりリレーではアンカーまでなぜかまかされてしまうほど。。
なぜ、そのまま伸び続けなかったのか・・と思っても仕方がないので、スーツ選びの時にはスーツ屋さんらしくできるだけ、すっきり高身長に見えるような工夫をします。。
一番効果的なのは、ジャケットのウエスト位置を上に持ってくることなのですが、シルエットパターンから調整するオーダーの場合には、このウエストを調整することは難しいため、ジャケットパターンの中でも、ウエスト位置が高め(ハイウエスト)な、「クラシコスーツ」「ブリティッシュスーツ」「タイトスーツ」などを選ぶと良いと思います。Pitty Savile Rowでお仕立ていただく縫製ブランドの中でビスポークのみは、このウエスト位置の微調整にも対応可。加えて、生地選びでは、「濃い目の色のもの」「細巾なストライプ柄」が体型をすっきり見せて、身長も高く見せる効果があります。。

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オーダースーツ Pitty Savile Rowは、ネットショップのサイト開設と同時に始まったお店。。当時、注目され広く普及されはじめていた、イタリアの伝統的縫製服業界の見本市ピッティ・イマジネ・ウォモと、英国ロンドンの高級仕立て服屋街、背広(せびろ)語源にもなったと言われているサビル・ロウからいただいたものです。。そのころは、スーツはほぼクラシコイタリア一色のため、ピッティだけでも良かったのですが、クラシコスーツばやりがすたれた時には・・と不安になり、英国調サビル・ロウを付け足しました^^ ネットでは3年営業していれば老舗といわれるぐらい撤退してしまうお店も多く、某大手ショッピングサイトでは、業種によっては9割以上が1年以内にやめています。
10年以上ネットで営業させていただいているPitty Savile Rowの強みは、もともとが独立してぼちぼちやろうと始めたサイトのため、サイト内テキスト・バナーなどサイト製作から運営、オーダーフォーム的CGIプログラムの設置、いわゆる検索エンジン適正化のためのSEO対策、もちろんお客様とのメール応対のすべてをほぼ一人でさせていただいているので、対外支出が極力抑えられ、その経費節減がお仕立て上がり価格にも多く反映されているためだと思いますよ。。
また、価格面だけではなく、10年以上メール対応を毎日させていただいている店長自身が応対させていただくことができるため、担当者が変わってしまったり、経験の浅い社員さんに不安になったりということもありません。。お客様もご自分の作りたいスーツのことをよくご検討された上で、時間のあいた時にメールをしていただくことができるため、ほぼイメージ通りのカスタマイズスーツを楽しんでいただけますよ^^

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ジャケットのフロントカット

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カッタウェイフロント ジャケットの前裾の形、ウエスト位置ぐらいから裾にかけての開き具合をフロントカットといって、ジャケットのシルエットを決めるのに重要な役目をもつデザインのひとつ。一番有名なフロントカットは、ヒザ丈程度長いフロックコートの前裾を馬に乗りやすくするためにカッタウエイしたしたことから始まるカッタウエイフロント。前裾の開き具合が大きいので、足が出やすく動きやすくなるという理屈です。。
Pitty Savile Rowのオーダーラインの中で、このジャケットのフロントカット調整ができるものは、メンズEx-madeとレディーススーツビスポークスーツで対応させていただくことができます。カスタムラインでもレギュラースーツのみは、同様のフロントカットに対応させていただくことができるのですが、オンラインでのフォーム上選択肢としての反映が難しいため、別途備考欄、メールの指示で^^
カスタムメイドスーツの場合には、例えばブリティッシュスーツタイトスーツなら専用のカッタウエイ・フロント、クラシコスーツならウエストから裾にかけて適度なフレアードラインなど、全体バランスを考慮してかっこ良いシルエットとなるようお仕立てさせていただくご提案型のフロントカットとなるため、基本的には変更することができません。(Ex-made、レディース、ビスポークでもレギュラーをご指定いただいた場合同様)
タイトでショート丈のジャケットには大丸(開き具合の大きなカッタウェイ)が相性が良いのは、タイトな腰まわりを楽に、かつ大きくカットすることでより軽快な感じ。ダブルスーツのスクエアカット(ダブルカット)は、よりジャケット面積を広く見せることで、体格良く立派な印象を相手に与えることができ、それぞれうなずけます^^

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シングルジャケットにダブル釦 オーダースーツ店の店長もファッション情報などを検索し、ネットの恩恵を多く受けているものなのですが、シングルのジャケットにダブルのフロント釦付きの、ちょっと変わったジャケットを見つけたのでご案内させていただきます^^シングル、ダブルと簡単な名前で呼んでしまいがちな、ジャケットの大分類ですが、このシングルには「片前背広」ダブルには「両前背広」という正しい名前があり、名前の通りシングルは、打ち合いが片側の浅いもの、ダブルは打ち合いが深く、左右両側にフロント釦が付くものになります。 ありそうでなかった、背ベントをサイド2本+センターに1本入れる3本ベントのジャケットに出会ってしまったような驚きです。。
よく見てみると製作年代は比較的新しそう、タイトなジャケットシルエットで衿巾が狭く、袖丈が長めというのも今の形です。特徴的なのはフロントカットで、シングルジャケットとダブルジャケットの両方を足して2で割った感じ、Pitty Savile Rowのオーダーラインなら、メンズEx-madeの「セミスクエアカット」が一番近いシルエットです。。
釦を共布釦(くるみ釦)としたのは、打ち合いシングルのジャケットに対して、ダブル6釦2掛仕様のボタンが目立ちすぎるのを嫌った配慮でしょうか・・、これは正解だと思います。。胸ポケット位置、腰ポケット位置、ウエストラインも低い変形ジャケットなので、ビジネス用にはちょっと難しそう。シャレで茶目っ気たっぷりに、思い切ったドレスダウンした着こなしがぴったりです。。

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ショート丈ジャケットバックスタイル タイトでショート丈のいまどきジャケットは、着丈が短いのでその分足が長く見え、短足胴長の店長的にも足長効果があるような気もして、とてもうれしいのですが、残念ながら着丈が短い+股上が浅くパンツ丈もタイトで短めな場合には、足が長くは見えません。。足を長く見せたい・・と、そこに重点を置くならパンツを着用するウエスト位置を高めにしなければならず、腰ばきの浅い股上ではそれをやるのは難しいです^^
ただ、顔を小さく見せるには、ジャケットの肩幅・衿巾は広く、足長に見せたいならウエスト位置を高くというセオリーも、みんなが肩幅の狭いもの、足の本当の長さがわからないような浅い股上のものを好んではいているような時には、逆に欠点を欠点と見せないカモフラージュができるのかも知れませんね。。体型を気にせず自分用のファッションに流行スタイルを取り入れることができるのは、かなり幸せなことだと思います^^
理想的には、着丈を短く+ウエスト位置を高く・パンツ丈を長くというところですね。。サスペンダーをすると、足が長く見えるというのは、自然とパンツのウエスト位置が上がるため。ジャケットのベントの切り方でも、サイドベンツにし、しかもベント深さを少し深めにすると足長に見せる効果があります。。
足長効果に限らず、ご自分の体型にあった、かっこ良く見えるシルエットというのは、必ずあるので、かっこ良くスーツを着こなすためには、やはりまず鏡の前に立つ時間を長く、ご愛用スーツの寸法調整からはじめてみるのがおススメです^^

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コートのシルエット、デザイン

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テーラード・コート テーラードで仕立てるコートは、ステン・カラーコートバルマカーン・コートチェスターフィールド・コート、まれにトレンチ・コート。ご希望のデザインでお仕立ていただくことができるオーダースーツですが、コートのご注文というのはそれほど多くなく、体型的な不具合もあまり出ないアイテムなので、オーダーまでして・・とお考えの方も多そうです。デザインなども既製服は大量に出回るもののため、部分的に凝ったものを見ることがありますが、オーダー的なおススメは好みにあった生地で仕立てられること、既製コートではまず見られないような色柄の素材使いのコートが作れるというところ。。
オーダーのコートで使われる素材は、基本的にはスーツ地としてお選びいただくことができるどの生地でもお仕立ていただくことができるのですが、コートは防寒用目的のもののため、厚手で暖かい素材、しかもスーツの更に上に着るものなので、軽いものが理想的。スーツと共生地でジャケット+ベスト+パンツそしてコートを仕立てる4ピーススーツというコーディネートもあって、これもすっきりとしたお仕立て上がりで人目を引くものだと思うのですが、一般的にはざっくりと軽いツイードやサキソニーなどが向いてると思いますよ。。
基本はステンカラー・コートでも、背はヨークに、背バンドもつけて、トレンチコートっぽく、袖先にストーム・ストラップ、エポーレット(肩章)、肩先が楽なようにラグランスリーブ、スーツのようなうち抜き釦も、少し大きめのコート用釦を見せたいところですが、防寒対策なら比翼仕立てに。

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3ピーススーツでレイヤード レイヤード(重ね着)ルックはファッションの基本中の基本だと思います。。店長が、おしゃれに物心がつくようになった80年代前半にも、なんでも手近にあるものを寒いために手当たり次第着こんだ老婆のようなファッション・スタイルの若者が雑誌の表紙を飾ったり。。ほんの少し中からのぞく差し色のために1枚のアイテムに腐心するところがポイントです^^レイヤードは重ね着的ファッションのことになりますが、2枚重ねまでがレイヤード、3枚以上重ねることをスーパーレイヤードとか、ヘビーレイヤードといいます。 レイヤードのファッションが流行したのは、1960年代後半から70年代前半。それよりも以前からあった同素材・同柄で作られたセーターの上にカーディガンを重ねて着るという着こなしは、ジャケット+ベスト+パンツにシャツ・ネクタイという、3ピーススーツに通じるものがあります。。 特にスーツの場合に3つ揃いで着用することは、ラウンジスーツの初めのころから、ベスト付きで着用されていたことから、英国的スーツのイメージ、洗練度が高いです。。ベスト付き3ピーススーツでレイヤード効果を狙うなら、ジャケットフロントの前釦は開けているときの方が立体的でかっこが良く、縦の線がより強調されてすっきり見えます。 普段使いには若干抵抗のある、ポケットチーフも3ピーススーツの場合だと、不思議と自然になじんでしまいますし、また、袖口からのぞくシャツのカフスもレイヤード効果という意味では見逃せません。。

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袖シルエットフレア メンズ、レディーススーツを含めテーラードの注文服で袖をフレアさせるという場合、レギュラーの袖口巾からセミフレアという場合1.5cm程度、フレアでは2cm強の寸法を大きく作ることでフレア感を出すようにします。この寸法は回り寸法を基本とする胸度式採寸によって異なる袖巾寸法により、体型によって若干の差がありますが、袖フレアオプションは、袖口巾を指定するための裁断・縫製増が内容になるため、ご希望のフレア感に対応することもできます。。オーダーフォーム上でご案内させていただいている袖フレア、セミフレアはバランス的にこの程度のフレア感だとかっこ良い、というご提案的な寸法とお考えいただければと思います。。
タイトスーツにセットされるタイトアームシルエットでも袖フレアの対応はさせていただくことができますが、おススメは、ジャケットのシルエットとして高いウエスト位置からジャケット裾へかけてのドレッシーなフレア感を特徴とする、クラシコのスーツスタイル。長めの袖丈でフレア感を強調することもできますが、逆に短めの袖丈とすることで、シャツ袖を出し視線を集めるという方法も効果的。後者のほうが、シャツ色とスーツ生地の色合わせを必要とする高等テクニックかも知れません。。
また、ジャケットの裾回りをけまわしといいますが、この寸法も2段階で調整ができ、フレア感をより出したいときに調整可。現在袖フレアに対応させていただくことができるのは、レディース、メンズEx-madeビスポークスーツとなります。。

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パンツ丈の長さと、裾、ブレイク

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パンツ裾のブレイク パンツ丈の長さは基本的には、ジャケットの袖丈と同じように好みの長さで決める方も多いと思うのですが、現在主流のタイトシルエットのパンツと、レギュラーテイストなテーパードパンツとでは、少し変えてみると良いと思います。。一般的なワタリ巾(モモ巾)からヒザ・裾にかけて先細りするシルエットをもつテーパードパンツでは、パンツの裾が靴甲に当たる程度の長さをハーフブレイクといって、パンツの前折り目が一番きれいに見える丈の基準のように考えられています。。このブレイクの意味は、「崩れる・折れる」で、靴甲の上でたるむパンツ裾のこと。
これに対して、タイトなスリムパンツの場合には、パンツ裾が靴甲にかからないノーブレイクの長さ。細身の裾の細いパンツで丈を長くすると、靴甲の上でたるむブレイクがきれいに出ないので、ブレイクがでないほどの短い丈とするのが基本寸法です。。短くするといっても、靴下が見えるほどの長さでは、靴下が下着の一種であると考えられていることから、ビジネスを含めたフォーマルなシーンではあまりおススメできません。。素材もカジュアル、遊び感覚に着るアイテムなら、カラフルなソックスも多くありますし、パンツさえ見せてしまう「見せパン」という着こなしもあるようなので、大丈夫そうです^^
また、パンツの前側を1.5cm程度後ろ側より短く仕上げる「モーニング・カット」という裾の仕立て方もありますので、パンツ裾の前後のバランスを見ながら決めていくのが良いと思いますよ^^

オーダーパンツ
コットンパンツ
リネンパンツ

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バーズアイ・鳥目柄 スーツの柄で多くの人が知っている柄といえば、ストライプ、チェックが中心で、そのストライプ柄の中には、鉛筆で書いたような細い線のペンシルストライプ、チョークで黒板に書いたように太く、輪郭はぼやけたように見えるチョークストライプ、2色交互縞となるオルターネートストライプ、ピンの頭ほどの細かいドット縞のピンストライプ、ピンストライプより大き目のドットで縞柄とするドッテッド・ストライプ、チェック柄の数も多いですが、スーツに馴染むものは比較的少なく、グレンチェックやグレンチェックに大格子柄をかぶせたオーバーチェックオーバープレイドが中心です。。
変わり柄の中では、ハウンドトゥースや、ガンクラブチェックは、ジャケット用素材としてメンズスーツ、レディーススーツでもしゃれたディテール、デザインのものを多く見かけます。。
バーズアイも、スーツ柄の中では変わり柄といえるものだと思いますよ^^古典柄といえるようなクラッシックパターンになるので、誰もが目にしたことのあるパターンだと思いますが、お仕事用スーツとして着たことのある方は少ないかも知れません。。バーズアイは、鳥目柄という日本名のように、鳥の目の玉のように白いドットが黒地・紺地・茶地に入っているもの。黒地に白ドットの白黒バーズアイが一番ポピュラーですね。。
店長も、20代の若い頃、スーツではないのですがざっくりめなツイード調のジャケットを愛用していたことがあり、さすがにこの年代でのバーズアイのジャケットは渋すぎる感じ。はじめ愛用アイテムには加えたものの、若干の抵抗があったのですが、着ているうちに慣れてきたのか、街中でもあまり見かけないこの色柄にはまってしまいました^^ オッドジャケットとしての着用なので、替えパンツの色柄を選ばなくてはなりませんが、黒地にあわせて黒色パンツならなにも考える必要がありません。。

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