ファンシーなクラシックパターンをパンツでも合わせてみる

スーツをオーダーでお仕立ていただく方なら一度はアイテムに加えていただいたことのある、グレンチェック、バーズアイ、ハウンドトゥースなどの織り柄は、ダーク系+ストライプなビジネススーツに向いた生地に比べると初めての方には少し難易度の高い着こなしが必要かも知れません。。そんな方は、パンツやジャケットの単品アイテム、またはオッドベスト的にコーディネートしていただくのがおススメです。。
グレンチェックは、あまり知られていないと思うのですが、正式にはグレナカート・チェックといって、その由来は「グレン」がスコットランドやアイルランドの峡谷を意味するところから、スコットランドの「アーカート」という峡谷で織られていたため、「グレン+アーカート」→「グレナカート・チェック」というらしいです。グレンチェックは基本は大格子柄ですが、その構成はハウンドトゥースとヘアラインストライプを組み合わせた複合柄。よく見るとなかなか奥の深い柄ですね。。また、このグレンチェックなど更に格子を重ねたものを「グレンチェック・オーバープレイド」といい、白黒地のグレンチェックに赤や青の窓枠格子が入っているものがそれです。
バーズアイは黒・ネイビー・ブラウンの生地に鳥の目のような白のドットが生地全体に散りばめられた模様柄のもの。白ドットの大きさは決まったものではありませんが、スーツ地には比較的小さめなもの、遠めに見て無地系に見えるものが上品で好まれるようです。。
ハウンドトゥースは日本名では千鳥格子といったほうがわかりやすく、ハウンドトゥース(犬の牙)のようにも見え、千鳥の飛ぶ姿のようにも見えることから。伝統的なブリティッシュ・トラッドをイメージさせるクラシックパターンなので、店長おススメのブリティッシュ・スーツ、相性の良いチェンジポケットなどの組み合わせで、是非挑戦していただければと思います^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
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