パンツのヒザが出てしまった時のプレス

パンツのヒザ巾が太めで全体的にゆったりとしたシルエットのパンツの場合には、比較的軽減される、いわゆる「パンツのヒザが出る」という状況も、タイトなスーツに合わせる細身のパンツでは長時間座った姿勢でいると気になります。家で長くあぐらをかいて座っていると、漫画のがに股・O脚のキャラクターのようにパンツのラインが湾曲してしまうのがその状態です。。
そんな時には、パンツの汚れがある場合にはドライクリーニングなどで取り除き、または軽度なときにはベンジンでたたくなどしてから、霧吹きなどでたっぷりと霧を吹きかけ、裏返しにした後、当て布をしてアイロン掛けするのがプレスのコツです。
モモ巾(ワタリ巾)・ヒザ巾・裾巾の3箇所で決めることができるパンツのシルエットには、先細りのシルエットとなる「テーパードパンツ」、袋状のダブダブのという意味からくる「バギータイプパンツ」、ヒザ巾に対して+2cm程度、裾巾を広く取るシルエットとなる「ブーツフレアカット」、全体的に細身のシルエットとなる「スリムパンツ」、「スリムパンツ」はアイビーリーグモデルとして着用されるときには、「パイプドステム」同じ細身のパンツでも、ディテールの少しの違いや、流行した時代背景などで名称が異なることもあるのが、ファッションの歴史を感じさせるところですね。。オーダースーツで対応できるパンツシルエットの種類は更に多いです。。
パンツのプレスなどしたことがないというご主人様も、ご着用パンツと身近に向き合えるプレスというのもなかなか収穫できるものが多いのかも知れません。。
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オーダースーツ Pitty Savile Row
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