カレンダー

« 2017年4月123456789101112131415161718192021222324252627282930

背広についての雑学の最近のブログ記事

御幸毛織MONOCC 今でこそ多くのイギリス生地イタリア生地など舶来のブランド服地でスーツを仕立てることができるようになりましたが、店長がオーダースーツ店をはじめた20年ほど前にはまだ、舶来服地の門戸は狭く、その流通が整っていたのはドーメルが主で、ゼニアダンヒルなど現在では当たり前のように仕立てることができる服地は、数が少なかったような記憶があります。。
店頭に並ぶ服地の大半が国産の服地。その中でも御幸毛織は筆頭に上げられるほど品質が高く、そのあまりの生地の耐久性の高さのために、顧客の買い替えをなかなか促せない仕立て屋泣かせの服地ブランドといわれるほど。
上下スーツのお仕立て上がり価格も、ドーメルなどとほぼ同じぐらいで、セール時期の「ミユキフェア」や「大同毛織フェア」「ドーメルフェア」などのポップは、どの仕立て屋さんにも用意があるものでした。 次第にセンスの良い舶来生地の流通量が多くなると、国産服地の市場はなかなか厳しいものになっているのですが、形から入る店長としては、カノニコやゼニアなどかっこいい名前の服地に比べても、「MIYUKI・御幸毛織」という服地ブランドの名前は、品質はもちろん、十分にミーハー心を満足させてくれるもの。。
今回ご案内させていただきました、キャバルリーツイルフランネルライトツイードは、カジュアル素材でありながら優等生的な無地系を中心に収録されているため、ジャケットのみでなくお仕事用スーツとしてもおススメ、またその耐久性の高さからパンツにも相性の良いものとなっています。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/

洒脱な大人のスーツを仕立てる

|
黒コットンスーツ・3釦中段返り 最近見たウェブのファッション雑誌にしきりに出てくる「洒脱」というキーワード。昭和の今は現役引退してしまった、若しくはお亡くなりになっている往年の名アナウンサーや司会者の「軽妙洒脱な語り口・・」などと使われます。なんとなく古くさいのですが、古くなりすぎるとまた斬新に思えてしまうのは、ファッションも同じです。。
「洒脱」というのは、ググってみると、「あか抜けた様とか、俗っぽくない」ファッション誌が掲載されているスーツやジャケットを褒めて形容するのには、便利ですね。。
この「洒脱」をオーダースーツの数あるシルエット、ディテールなどに当てはめてみると、クラシコスーツブリティッシュスーツに限らず、3釦1掛中段返りというフロントデザインが大人の雰囲気を着用するだけで出すことができ、なにしろ、ジャケットを着て一番目に付くフロントのしかも中央の位置に、豊かな衿のロール、見え隠れする釦、ゆとりのあるVゾーンは、ご年配の方には着やすく、若い方には高いファッション性をアピールするのには最適なシルエット。。
似た形にアメリカントラディショナルスーツの代表的フロントデザイン、3釦段返りがありますが、これは「衿の下げ止まり」と言われる見返しの下端が第一釦位置より下6cm程度のところとなるため、第一の釦穴の真ん中に衿の返り線が通ります。この3釦中段返りの場合には、「衿の下げ止まり」2cm程度のところとなるため、ハーフ返りとも言われるようなフロント。段返り、中段返りのVゾーンの広さの差は、4cm程度となっています。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/

スーツの肩線(ショルダーライン)

|
丸肩スーツの加藤浩次 ジャケットの肩線はネックポイントから肩先、袖の付け方などで決まるスーツのシルエットとしては大事なところ。標準で各ジャケットのシルエットにセットされているもので、ブリティッシュトラディショナルなスーツにはビルドアップショルダークラシコイタリア調スーツにはセミナチュラルショルダー、トラッドスーツにはドロップショルダーをPitty Savile Rowでお仕立てさせていただくオーダースーツではご提案させていただいております。。
全体シルエットや雰囲気から何気なく選んだ結果のショルダーライン(肩線)でも、そのことを意識して着るとまた、毎日着るスーツの楽しさも増してしまいます。。袖山を若干肩に被せ、芯を入れることで盛り上がったように構築するビルドアップショルダー、ヨーロピアン調スーツの傾向にある誇張した肩線を和らげた印象のセミナチュラルショルダー、ドロップショルダーは、最近朝の情報番組で毎日見る「極楽とんぼ」の加藤浩次さんの着ているジャケットの肩線がそれで、ショルダーポイントを標準的な位置よりも外側に落とし、結果丸肩と見えるようなシルエットとなっています。ただ、ゆったりという感じではなくトレンドのタイトなシルエットなのは、きっと加藤さんのあまりパツパツな肩の凝りそうなスーツを嫌うお人柄なのかも知れません。。ドロップショルダーの肩線は、肩先点(ショルダーポイント)が通常より外側なため、その分数字的な肩幅よりも着心地が楽。タイトスーツの着心地とシルエットにひとひねり加えた感じがして、なかなか好印象です。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
コットンの3釦段返りジャケット アメリカントラディショナルなスーツの代名詞と言われるものには、シングル3釦段返り、フックベント、ナチュラルショルダー、これに加えてアイビーリーグモデル、ブルックスブラザーズ的ナンバーワン・サックスーツ(Ⅰ型スーツ)。これらキーワードが混在し、またファッション的なディテールの組み合わせから余計わかりづらいようなところもあります。。
もともとが3釦段返りはアメリカ型トラディショナルスーツに特徴的なデザインとして、アイビーリーグ・モデルの原型ともなったもので、アイビージャケットはフックベント、このトラディショナルモデルはセンターベントというところが違います。
サック(麻袋)スーツの名前をもつナンバーワン・サックスーツは、アメリカ型ビジネススーツとして、ブルックスブラザーズがアメリカンクラシックなモデルのシルエットに大きく影響を受け、1895年に発表した人気モデルになります。トラッドスーツというと、その範囲も広く、日本のトラッドメーカーも各種オリジナルなディテールデザインのジャケットを、自社ブランドとして提案していますので、どの時代のどこら辺をコンセプトとしているのかによっても、その雰囲気は違ってくるのだと思いますよ。。 オーダースーツ的に考えるアメトラスーツの基本は、やはりシングル3釦段返り、前ダーツのないずん胴・ボックスシルエット、というところは何があっても外せません。そこに、トラッドスーツとしてのイメージの強い、フックベントステッチなどを組み合わせるとより効果的です。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/

ジャケットの見返しからみる裏仕立て

|
お台場仕立ての見返し ジャケットの見返しと言われる部分は、ジャケットの前端や衿ぐりなど、表生地と同じ生地が折り返された部分。特にオーダースーツ的なデザイン、オプションではジャケット内側の胴裏部分について多くのバリエーションがあります。。
この見返しはあまりきれいにぴったりすぎてもジャケットの表がきれいに出ないため、少しゆるみがあり布地が余っているぐらいがちょうど良い感じです。見返し明きに含まれる見返しと裏地の間に差込(スラッシュ・ポケット)やもみ玉で作られるチケットポケットもこの部分。お台場仕立てとしたときに、見返しステッチが入る場合もあります。。
ジャケットの標準裏仕立てとなる「背抜き仕立て」、秋冬用の「総裏仕立て」、夏用の「半裏仕立て」は、胴裏地の付く部分はそれぞれ異なりますが、この見返しは全て同じ位置に同じように付くことになります。見返しは表生地と同じ生地を使うという意味では、要尺の一部なため、オーダースーツらしい一手間かけた高級仕立てとして人気のお台場仕立ての場合にはより多くの生地が必要になります。日本人体型が今よりも小柄な時に製造されたデッドストックの生地や、生地在庫が着分限定となるようなメーター数の限られた生地の場合には、体型やデザインに限定出てしまう場合があるのはこんなところが関係します。。
同じお台場仕立てでも、「本台場仕立て・R台場仕立て」以外の切り台場と言われるものは、一般的な見返しに「角台場仕立て」「剣先台場仕立て」と言われる部分が切り替えて取り付けられているため、要尺的には優しいオーダースーツオプションとなっています。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
フィッシュマウス お仕事用スーツの衿型といえばノッチ衿。ネットからスーツをオーダーしていただく方にとっては基礎的な衿型なのかも知れませんが、スーツにあまり関心のない方にとってはなじみのないファッション用語かも知れません。。このノッチ衿には、キザミというものがあり上衿と下衿の切り替え部分となるゴージ部が三角形のように切り抜かれているようになっている部分。上衿と下衿のエッジがこの衿キザミのラインを作っています。 この衿キザミがないのがピーク衿で、下衿の衿先が尖って突き上げることで、この衿キザミの隙間をうめてしまっています。セミピークは、ピークに比べ下衿の突出が少なめなため衿キザミがある衿のシルエット。
ジャケットの衿型は、目立つフロント部分なためになかなかに印象的で、2釦や3釦などによって異なるラペル(下衿)・折り返し部分の見える面積やゴージ高さや角度によっても様々に表情を変えるため、奥の深いデザインです。。
ファンシーな衿型として最近注目なのが、フィッシュマウス。大きな特徴として上げられるのが、上衿の角を丸くしてあるために、魚の口(フィッシュマウス)のように見えるところ。Pitty Savile Rowでお仕立ていただくスーツの場合、ビスポークスーツ専用の衿型となりますが、雰囲気的にはセミピークに近いものがあります。エルピーク、エルノッチはエル・シェイプド・カラーの系統で、衿キザミがなく、衿の外側ラインがL字形のようにシェイプされているもの。エルノッチは、ゴージラインがまっすぐ、エルピークは下衿がピーク衿のように若干突き上げています。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
腰ポケット・玉縁 ジャケットなどのポケット口を雨よけなどのために付けられるものを「雨蓋隠し」というために、ポケット口に布地の付けられたものを一般には「フタ(蓋)・フラップ」付き、このフタのないものを「フタなし」といいます。この「フタなしポケット」の良い所は、フタがない分腰まわりをすっきり見せられることと、フタがあることで自然、視線が集まってしまうことを避けられるところ。また、ビジネススーツ標準として認知度の高いフタ付きポケットと違うものを付けることで、アクセントにもなりますし、個性を出せるという効果も見逃せません。。
フタ付きポケットのフタを取ると、「玉縁」と言われるポケット口の布端をバイアスカットされた別布で縁取りされた飾りが見えます。この飾りは上下両方にあるものが「両玉縁」片側だけのものを「片玉縁」。標準的な「玉縁」は上下とも4~5ミリ程度の巾となるのですが、この玉縁の下側(下玉)のみを太くしたものや、ビスポーク仕立てではご希望があればこの玉縁の太さ指定ということも対応させていただけます。。タキシードなどのフォーマルスーツでは、この「玉縁」を衿にかぶせる「拝絹地」で作ったりすることもあり、ファンシーなスーツでは表生地とは別色柄の生地で「玉縁」を作るという応用も。。 このほか、ジャケット胸ポケット標準の箱ポケットを腰位置に付けてみたり、その箱ポケットを斜め切り(カスタムライン標準では2cm下げ)とする「ハコハッキング」、チェンジポケット(腰ポケットの上にチケット入れ用の小さな口巾のポケット)のフタを取ってみたりと、なかなかバリエーションも豊富です。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
クラシコスーツ・ノッチ衿 年2回クラシコイタリア協会主催の見本市、ピッティ・イマジネ・ウォモからはじまるクラシコ系スーツは、もともと紳士スーツの国英国への強いあこがれが、イタリア人テーラーや仕立て服関係者の高い技術をはぐくみ、形となったもの。。そのクラシコイタリア系スーツをかっこいいと思った某メーカーが、独自のクラシコスーツをラインナップし、その好評さにつられてオーダースーツパターンをはじめとした、各ブランドが追随するようにクラシコスーツを提案してきたものが、多くの方に受け入れられ、現在ビジネススーツとしても定番のスーツシルエットとなったものになります。。
店長が一番はじめにこのクラシコスーツに袖を通したのは、十数年前で、やはり今でも人気の高いシングル3釦中段返り。ゴージ位置・ゴージ角度とも高く、高いウエスト位置でシェイプされたウエストライン、フレアされた裾まわりは、ソフトスーツから続く、ゆったりめな3釦上2掛けスーツが今どきスーツと思っていた頃だったので、「スーツのシルエットとはこういうものか、なんとかっこ良い・・」と田舎の洋服屋をうならせたものでした^^その後、ネットショップでオーダースーツ店をさせていただくようになった店長は、掲載紙面を埋めるため、また多くのファッション通のお客様と交流させていただくうちに、自然と多くの勉強をさせていただき、現在に至るという感じです。。
いろいろな人たちがトラディショナルな懐かしいスーツに憧れた結果のクラシコスーツは、気持ち広めな衿巾が実に色気があって、オトナなスーツの感じがするスーツシルエット。少し遊び心を取り入れた着こなしがおススメです。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
trousers01.jpg スラックスもパンツも、トラウザーズもどれも同じスーツ用もしくはカジュアル用の下衣として着用されるズボンの名前です。。オーダースーツ店の店長的にも、どう違うのかと言われると、せいぜい「スラックスは、少し年配のおじさんが呼ぶ替えズボンのこと」「パンツは、下着と同じもののようで恥ずかしいが、雑誌・メディアを含め通称しているため、普通に使われているズボンの呼び方」「トラウザーズは英国的なズボンの呼び方」。ズボンには各国でそれぞれ付けられた名称があり、トラウザーズは英語、パンツは米語、フランス語ではパンタロン、ドイツ語ではホーゼンというらしいです。
これらは、すべて広い意味では腰より下の位置で足を2本通して着用する長いズボンの形をしたもの、となりますが、「スラックス」にはスーツのズボンよりもカジュアル向きな替えズボン。スラックスの語源となる「slack」には、「ゆるみ・たるみ」という意味があるように、昔には今よりもゆったりめにはく長ズボンのことを意味していたようです。。 「パンツ」は、米語で長いズボンを意味する「パンタルーンズ」の略語。やはり、下着を意味する言葉ですが、1960年代、イブサンローランが発表したパンタロンが「シティー・パンツ」の呼称で広まり、そこから長ズボン=パンツと定着したもの。
トラウザーズ」は同じ長ズボンでも、スーツに合わされるズボン、礼装用のズボンという意味合いが強いです。。「パンタロン」は1960年代~70年代にかけて、ヒザから裾にかけてフレアしたベル・ボトム型のパンツが大流行した時期と一致して使われるようになったズボンの呼称であることから、日本ではこの裾広がりなシルエットを持つパンツを「パンタロン」と呼ぶようになりました。。 ブログのネタに店長も知らなかったパンツ別、たぶんどうでも良い違いをちょっと調べてみました^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
キュプラ裏地 シルクのような光沢とすべりの良さ、なめらかさから着心地が良く高級感のあるスーツ裏地として愛用される方も多いキュプラ裏地。見た目が良くきれいな光沢感のある発色の良い裏地は、ファッション性も高いです。。キュプラ裏地というと、特徴的な風合いが目立ちますが、機能的にも高い通気性・吸汗性を持つことから衣服の中の蒸れ防止に役立つことが知られており、春夏用のスーツにも適した胴裏地。秋冬用なら静電気も防止してくれます。これから暑くなるシーズンに向けて、オールシーズン用の裏仕立てとなる「背抜き仕立て」、夏仕立てとなる「半裏仕立て」などを含め、胴裏地そのものの材質をご検討されるとき、「薄物裏地では夏寄りにスーツになりすぎる・・」とお考えの方には、このキュプラ裏地がおススメです。。
キュプラ裏地は、コットンリンターといわれる綿実の表面に密生している短繊維を原料とし、これを銅アンモニア溶液の溶かして、酸性の水中に押し出すことで再生させ、紡糸することで作るセルロース系の繊維のこと。専門的には難しいところですが、原料が綿花を採取した後の綿実の一部分ということで、コットンと似た性質を持つものということもうなずけます。。
オーダースーツの場合には、スーツ表地に合わせてキュプラ胴裏地も豊富な色柄の中から選ぶことができ、また胴裏地に加えて袖裏地も同じキュプラ裏地を使用することで、その快適な着心地も増します。(ご希望の場合には、袖裏共取りとご指定下さい。)

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
クラシコイタリアスーツ いまでは、クラシコスーツはビジネススーツの基本スタイルとして一つの分野となっていますが、Pitty Savile Rowをサイト運営させていただくようになった当時から注目されはじめた、このクラシコイタリア調のスーツスタイルには店長的にはひとしおの思いいれもあり、Pitty Savile RowのPittyは、その毎年2回イタリアのフィレンツェで行われる高級メンズ服の見本市、ピッティ・イマジネ・ウォモの当て字にしたほど。。
そのためということでもないのですが、Pitty Savile Rowでお仕立ていただくことができる3つのメンズ縫製ブランドのうちすべてのラインで、クラシコスーツをお仕立ていただくことができます。。「このクラシコスーツには、どのような違いが・・」という、お問い合わせをたまにいただくことがあります^^
クラシコスーツの基本は、「ゴージ位置・角度ともに高め、胸ポケット位置・釦位置も高め、高めでシェイプされるウエストライン、ウエストから裾にかけて自然なフレアするドレッシーなシルエット」これら条件を全て満たした上で、カスタムメイドスーツは「洗練度の高いきれいなお仕立て上がり」Ex-madeスーツは、「オーダーらしいフォルムと着心地の軽さ」、ビスポークスーツは、「肌に吸い付くと表現しても良いほどに人の体型に沿ったフィット感」比較的決められたパターンでご案内させていただくことが多い、カスタムメイドとEx-madeでは、ほんの少しEx-madeのほうが胸ボリュームがあるという着心地感の差があります。あとは、対応できるオプション類の違いや、全体のお仕立て上がりからの雰囲気などで、決めていただくことになります。。
クラシコスーツ好きのお客様の中には、一通り全ての縫製ラインをご経験になるという方も多く、なかなか一言では語れない奥の深さがあって、それもオーダースーツらしく楽しめるところです。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
marcello01.jpg シルク混紡の素材などというと高級感ばかりが先走り、そのケアの難しさ、普段使いのビジネススーツには不向きな印象を受けますが、おじさん臭くいえば、シルク(絹)は「繊維の女王」と言われるようにその見た目の優雅さ、しなやかさに加えて機能的に優れたところも多くもつ素材。衣類として使用される場合には、「吸湿放散性」「生体順応性」「保温性」「保湿性」「吸気性」「難燃性」などの長所があり、パジャマ用の素材にシルクが使われたりするのにも、就寝時の汗・湿気や保温性に高い効果があるため。。
シルクブレンドのウールは、ウールにシルクの持つなめらかな肌さわりが加わり、高級感のある軽くしなやかな着心地。比較的細番手のウール繊維と混紡されるため、その光沢感もひときわです。。また、ウールだけのときよりも、高い吸湿性をもちますので、シルクウールは春夏用素材にも最適です。シルクウール100%のサッカー地ジャケットなどはジャケットのみで7~8万程度の高額なものが多いのですが、「涼しげなサッカー地+光沢感のあるシルク+高い吸湿性」から、究極の春夏のオーダー素材というところもあります^^
これに比べて、春夏では定番といわれる涼感モヘア混素材は、湿気に強いモヘアのシャリ感・弾力性が湿気を含むとシワになりがちなウールの弱点を補完し、また逆に太目の繊維から若干しなやかさに欠けるモヘアの性質を、ウールのドレープ性がフォローするという相性の良い関係となっています。。
この春夏シーズン、Pitty Savile Rowでは、シルクブレンド、モヘア混素材の両素材を収納するMarcello Massarente(マルチェロ マッサレンテ)をご掲載予定です。。Super 110'sで織り上げられるこの素材は、カタログ冊子としてお手元でご確認いただけます。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/

涼しいスーツ

|
広見返し スーツは衣類なので季節感も大事。。いまのシーズンは昔から梅春ものといって、秋冬から春夏物に向けてのほんの一時期、合い物とも言われるスーツが店頭には並びます。。素材はモヘア混の若干厚地のものだったりすることが多く、せいぜいが着ても1ヶ月程度。礼服よりは着用頻度が多そうですが、お仕事用スーツとして分けて着るにはなかなかのぜいたく品。温暖化などの暖冬傾向から、秋冬物が薄くなってきているため、今どきの時代背景もあってかぜいたく品な合い物は自然消滅な感じです。合い物がオールシーズン(スリーシーズン)という意味では、そういった生地は多くなっています。。
これからの夏に向けての涼しいスーツの条件は・・と考えてみると、やはり「着心地の軽さ」「ドライタッチな生地の表面感や肌さわり」「清涼感のあるカラーリングと柄」がまず上げられます。
「着心地の軽さ」では、アンコン仕立てが一番だと思いますが、お仕事のドレスコード上若干抵抗がある方には、裏仕立てを「広見返し」とするのがおススメです。裏地のほとんど付かない軽い仕立てになるので、夏向きスーツには最適。裏地を付ける場合でも、「着心地の軽さ」という意味では「メッシュ裏地・極薄裏地・軽量裏地」というものは通気性が良いのに加えて、ジャケットそのものの重量を軽くもしてくれます。。 「ドライタッチな生地の表面感や肌さわり」では、やはり一番身近な生地素材はコットンが上げられると思います^^ そのなかでも・・、to be continued

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
kene.jpg ブリティッシュ・トラディショナルと比べて使われるアメリカン・トラディショナルなスーツ、アメトラ・スーツ。トラッドファン愛用のスーツといえば、やはりアイビー・リーグ・モデルのスーツです。。アイビースーツは、ジャケットは3釦上2掛け、自然な肩線となるナチュラル・ショルダー、ウエストの絞りのないボクシーなシルエット、角形のフラップポケットフックベント、細めのラペル、シングルステッチ、パンツはパイプドステムといわれる筒状のノータックパンツを特徴とする全体的に細身なものになります。ハーバードなどアメリカ東部の大学生(アイビーリーグ校)に愛用され、培われた伝統的ファッションスタイル。
同様にアメリカ型ビジネススーツとして、広くアメトラ・スーツと考えられているものに、ブルックスブラザースがそれまでアメリカで多く着用されていたスーツのスタイルを基本に自社ブランドとして売り出した「ナンバーワン・サック・スーツ」。サック(麻袋)のようにダブダブしたシルエットは、個人の体型に合わせるオーダーメイドを簡略化し、誰の体型にも合わせられる既製スーツの先駆けとなるものでした。。いわゆる日本的には「Ⅰ型」スーツのことで、シングル3釦段返り、ナチュラルショルダーを特徴とするもの。このブルックスブラザースが原形とした本来の意味でのアメリカン・トラディショナル・スーツはアイビーリーグモデルの元ともなったものになります。。
その後1961年には「Ⅱ型」スーツというものも登場します。胸ダーツを入れないままウエストを若干絞った2釦スーツというシルエットをしています。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/

3釦2掛スーツが似合う体型の人

|
アイビースーツスタイル 店長がスーツを着始めたころは、アルマーニからはじまる全体にゆったりとしたルーズなシルエットが特徴的ないわゆるソフトスーツ。2釦やいまよりもはるかに多くのダブルスーツが好まれていたころで、1980年代デザイナーズブランドの隆盛から巷のオーダースーツ店でも多くご注文がありました。。3釦スーツはそれから少したった頃、上2掛けの形のものが多く見られるようになり、クラシコスーツの中1掛けが登場する1990年代までは3釦スーツといえばこの上2掛けスーツがほとんど。。
トラッドファンならすぐ思い浮かべる上2掛けのアイビースーツは、ずん胴型のジャケットシルエットに広めの釦間隔、狭い衿巾、胸ダーツなしで5ミリ巾のステッチが入っているもの。1960年代には日本では「アイビー族」まで結成されるほどで、パンツは前タックなしパイプドステム型、カフス付きの全体的に細長くストレートなシルエットが特徴的。 3釦2掛スーツの一番もメリットは、全体を包み込むフォルムから胸の薄い痩せ型体型の方の隠したい部分を上手に隠せること。逆に、胸板の厚い筋肉質な体型の方には狭いVゾーンのために、見た目も詰まった感じに見えてしまい、ご着用感も窮屈なものになってしまいます。
ビジネススーツ定番のフロントシルエットとなっているために個性を出しづらいという面での着こなしの難しさもありますが、ファッション初心者的には、そのコーディネートに気を使う部分も少なく、多くを考えずに着られる優しいスーツになっています。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
ハウンドトゥース(千鳥格子) スーツをオーダーでお仕立ていただく方なら一度はアイテムに加えていただいたことのある、グレンチェック、バーズアイ、ハウンドトゥースなどの織り柄は、ダーク系+ストライプなビジネススーツに向いた生地に比べると初めての方には少し難易度の高い着こなしが必要かも知れません。。そんな方は、パンツやジャケットの単品アイテム、またはオッドベスト的にコーディネートしていただくのがおススメです。。
グレンチェックは、あまり知られていないと思うのですが、正式にはグレナカート・チェックといって、その由来は「グレン」がスコットランドやアイルランドの峡谷を意味するところから、スコットランドの「アーカート」という峡谷で織られていたため、「グレン+アーカート」→「グレナカート・チェック」というらしいです。グレンチェックは基本は大格子柄ですが、その構成はハウンドトゥースとヘアラインストライプを組み合わせた複合柄。よく見るとなかなか奥の深い柄ですね。。また、このグレンチェックなど更に格子を重ねたものを「グレンチェック・オーバープレイド」といい、白黒地のグレンチェックに赤や青の窓枠格子が入っているものがそれです。
バーズアイは黒・ネイビー・ブラウンの生地に鳥の目のような白のドットが生地全体に散りばめられた模様柄のもの。白ドットの大きさは決まったものではありませんが、スーツ地には比較的小さめなもの、遠めに見て無地系に見えるものが上品で好まれるようです。。 ハウンドトゥースは日本名では千鳥格子といったほうがわかりやすく、ハウンドトゥース(犬の牙)のようにも見え、千鳥の飛ぶ姿のようにも見えることから。伝統的なブリティッシュ・トラッドをイメージさせるクラシックパターンなので、店長おススメのブリティッシュ・スーツ、相性の良いチェンジポケットなどの組み合わせで、是非挑戦していただければと思います^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
imageup.jpg オーダースーツは生活時間の大半を占めてしまうビジネスの時間をコンサバリッチに楽しく、快適に過ごすためには必須のアイテム。。フレッシュな新入社員さんなら、ニートな清潔感に気をつければ良いですし、大事なお仕事をまかされてしまうような会社の上司さんなら、1ランクアップな上質素材で仕立てたオーダースーツを着用するだけで、センス良く部下の方にも、取引先の方にも信頼を得ることができてしまいます。。
他人とは違う演出をしてスーツご着用時のイメージアップをはかるなら、胸ポケットから白のポケットチーフをのぞかせるというテクニック。スーツという装いに差し色的に切れ味のある白のポケットチーフが有効なのは誰もが知るところですが、日本人的にはさりげなさが必要だと思いますよ。。さりげなさの演出には、難しいことを考えず、すでにそれが当たり前なほど、つけている自分さえポケットチーフの存在を忘れてしまうぐらいな。。 「シックな装いはよく見かけるが、シックな人に出会うことは少ない・・」といわれてしまう日本人のコーディネート事情もまず形から入るのも大事だと思います。。
シックな装いに忘れてはならないのが、紺スーツと茶系靴の組み合わせ。昔は、紺のスーツには黒の靴という決まりがあったようですが、現在では、濃紺と茶の色合いバランスは大人感覚の漂うシックな組み合わせに見えます。場違いなほどでは問題ですが、常にお洒落心を忘れずにお仕事に望むことができれば、自然と全てのことがうまくいってしまうような気がします^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/
3釦1掛中段返り スーツをフロント釦の数で区分する場合、前釦の数によって2釦スーツとか3釦スーツとかいいます。正しくは2釦スーツは、2釦1掛スーツで、前釦の数が2個なので2釦スーツなのは間違いありませんが、下1個の釦は実際には「掛けない」ため、「2釦1掛」となります。。一般的には、この下1個の釦はフロントカットから掛けることができない位置関係に付けられているため、これを無理して掛けると不自然な形になってしまうのですが、「中には釦がありそれと対になった釦穴がある以上止めなければならない」と固く信じ込んでしまっている方が稀にいらっしゃいます。。
3釦スーツとなるとより複雑で、3釦3掛スーツというのはかなり特殊。単純に3釦スーツという場合、3釦2掛スーツをさすことが多いです。3釦スーツには2掛けの他、3釦段返りスーツ3釦中段返りスーツというものがあり、衿の下げ止まりの位置で少しずつジャケットフロントの表情が異なります。衿の下げ止まりというのは、「身頃が折り返されたできたラペルの一番下端の位置」のこと。3釦の段返り、中段返りとも3個ある釦のうちの真ん中1個掛けの形になるので、3個釦に対して3個穴があるから、全て止めてしまおうと思ったらとんでもないことに。。
中1掛けの2パターンですが、中段返りはハーブ返りともいい、第一釦下2cm程度下が衿の下げ止まり位置となるので、2掛けのような着こなしをしてもあまり不自然さはありません。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/

寒いときのジャケットの裏仕立て

|
寒い時のジャケット裏仕立て 若者ぶってシャツにジャケットしか着ていない時など、シングルジャケットの前合わせの隙間から冷たい空気が入り込んでくると、腕組みしたりして身体を暖めます。。少し遠出ならその上にコートを着ますが、ちょっとそこまでハガキを出しに・・とか、ホカ弁を買いに・・。そんな時には、いま着ているスーツのポテンシャルを考え、「もう少し厚手の生地だと暖かいのに・・」「ダブルの打ち合いだと多少は違うのか・・」他に考えることもないので、そんなことを考えています。。
ジャケットには、秋冬用、夏用、オールシーズン用などいくつかの裏仕立ての作り方があり、その裏仕立てに使う素材によっても最適なシーズンを選ぶことができるのがオーダースーツならでは。着る時期が長く裏仕立ての標準といわれている「背抜き仕立て」は「身頃+背部分の上3分の1」に裏地が付き、「背部分の下3分の2」は裏地が付かないもの。寒がりな方には、「身頃+背部分全て」に裏地の付く「総裏仕立て」。ジャケットの内側全体に裏地が1枚付くので保温効果があると共に、表地自体がすべりの良くないコーデュロイや、フラノツイードには付けることが多いです。。夏仕立てといわれる「半裏仕立て」は「背抜き仕立て」に付けられる身頃の裏地半分を削り取り軽くしたもの。胴裏地をほとんど付けない「広見返し」は盛夏用で、動きやすいように肩部分のみに裏地が付きます。
胴裏地に使用される布地には、標準仕様の「ポリエステル裏地」や、吸湿性が高くなめらかな肌触りで、静電気が起こりにくいという特徴をもつ「キュプラ裏地」、盛夏用の「メッシュ裏地」など、裏仕立てとの組み合わせでそのシーズンにあった着心地良いジャケットをカスタマイズしていただけます。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/

コート丈のいろいろな長さ

|
トッパーコート いつまでも寒いですね・・。というより、この時期が一番寒いのかも知れません。。朝、前日にお客様に見ていただいた生地の掛け直しなどをしはじめると、夜中じゅう冷気を吸い込んだ生地の冷たい感じを指先に感じます。。
衣服にはファッション的な呼び名で呼ばれる丈の長さがいくつかあり、コート用丈の長さの種類でもいくつか。コートレングスなどというとかっこいいです。。長さによって名前が異なるコート丈には、一番長いコート丈となる「マキシレングス」これは、くるぶしまで長さのあるコート丈の中でもマキシの名前の通り一番長いもの。「アンクル・レングス」と同じ意味で使われます。(※アンクルはくるぶしのこと)「ミディ・レングス」はふくらはぎの中央くらいの長さのもので、スカート丈の長さで使われることが多いですが、 コート丈でも使います。
コート丈の中で一般的な長さとされているのが、「ニーレングス」。ニーは膝なので、「膝丈」を意味し、膝頭の中央から少し上ぐらいまでの長さのもの。「スリー・クオーター・レングス」はそのままの意味は4分の3丈ということになりますが、7分丈のことを意味し、ヒップとモモとのおよそ中間ぐらいまでのコート丈のもの。「セブン・エイツ・レングス」は直訳8分の7丈。着ているスーツやドレスの総丈に対して8分の7程度のコート丈のものになるので、8分の1程度はスーツのパンツやドレスのスカート部分が見えているもの。コート丈の短いものには、トッパーコートに代表される、ウエストからヒップ中央ぐらいまでの丈になる「トッパー」があり、上半身を覆う程度の短いもの。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/


Call Center Outsourcing services | transcosmos America

Call Center Outsourcing | transcosmos America is a leading provider, offering comprehensive customer service outsourcing to keep you connected with your customers.

Webマーケティングサービス トランスコスモス

Webマーケティングの調査企画・設計から実査、分析。Webマーケティングを始めとした様々な手法を活用してお客様企業の幅広いニーズに対応いたします。

コンタクトセンター・カスタマーセンターならトランスコスモス

コンタクトセンター・カスタマーセンターの構築・運営ならトランスコスモス。コンタクトセンター・カスタマーセンターの業界最大手ならではの信頼と実績のサービスをご提供いたします。

リコール対応製品ならトランスコスモス

リコール対応製品ならトランスコスモス。リコール製品のリコール、費用や保険、顧客情報漏洩などの緊急事態が発生した際にお客様対応窓口をスピーディに設置し、運営するサービスです。

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち背広についての雑学カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは有名人のスーツです。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

オーダースーツ Pitty Savile Row
オーダースーツ レディース
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 ファッションブログへ