完全受注生産、オンリーワンスーツといわれるオーダースーツ

オリジナルだが、びっくりするほど個性的でない奥ゆかしさが日本人的だw少数生産でさえない、完全受注生産のスーツが、¥29190~なんて^^
オーダーメイドといえば、どのような業種にも少なからずある物づくり、販売形態の方法なのだと思いますが、スーツほどオーダーとなじみ深いものはないのだと思いますよ。。既製スーツがまだ「吊るし」というような、オーダーでスーツを仕立てる人から言えば下に見るような言われ方をされていた頃、町内には必ずといっていいほど、オーダースーツ屋さんがあり、それは商店街の魚屋や八百屋さん感覚。それだけ、スーツをオーダーで作ることは当たり前、既製品はまだサイズも品質も悪く・・という時代でした。。それだけ個人の仕立て屋さんには需要があり、また一着のスーツを仕立て上げるには技術も時間もかかる作業だったため、それに見合う収入もあったのですが、次第に手作業の多いスーツ作りにも合理化の波、省ける部分を省き、機械ミシンを多用し、コスト的にすぐれた既製スーツが現在のように主流になってきました。
この商店街の仕立て屋さんはいわゆる職人さんが店を開いたもので、師匠は誰で、何歳から何年修行して、やっと独立した・・という人たち。当然腕の良し悪しがご贔屓に左右したのでしょうが、そのスーツ1着を1人で仕立てる技術というものは、生地によってのそれぞれの性質を熟知し、採寸、人の体型の把握、裁断、仮縫い、補正、本縫いなど全てに精通している必要があり、それらを習得するためには、時間も努力も必要でした。その大変な労力をかけて習得した仕立て屋の技術も、後年は既製服に押されて需要が少なく、一部の上客様相手のぜいたくな高額商品というイメージのお仕事になってしまっていたのですが、その技術、縫製度、仕上がり感はやはり大量生産の既製スーツとは異ならないはずはありません。
時代の波に押しやられてしまった感のあったオーダースーツも、ここ10年ぐらいの間に、おしゃれに関心の強い若い人を中心に、ずいぶん盛り返して来た感じが・・^^価格的にも、¥29190~豊富な無料オプションで作れるオーダースーツというのは、なかなかに魅力のあるものなのだと思いますよ^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/