ケンプ、差し毛っぽいハリスツイードのジャケット

これから暑くなろうという梅雨時な6月にデザイナーズブランドは、秋冬のトレンドを教えてくれます^^店長も好きなglamb(グラム)というブランドが、2011年の秋冬に仕掛けたのが、英国スコットランドの伝統に培われ、手織りで肉厚、粗い手触りのハリスツイード。今年、このハリスツイードは商業化されて101年目らしく、ということは、去年が100年目の記念の年ということだったんですね。。
スコットランド北西部の群島の中の、主にハリス島やルイス島の漁師さんたちが、仕事着などに使っていた、ケンプ(羊毛の粗い毛)と差し毛(白髪のような強く弾力性のある毛)を特徴とするもの。glambの、片袖のみをラムレザーに付け替えるという離れワザは、有りそうで無さそう、やってみたら面白そうとは誰もが思うものの、粗いざっくりとした織りのハリスツイードでは、なかなかオーダースーツでも難しいものです。。
シルエット的には、タイト+ショート丈、カッタウェーフロント、袖もタイトな、春夏とほぼ変わりばえのしないものとなっていますが、唯一・・、「衿巾太め」にしたのは、ポイント高いです。太めといっても、ナローラペルばやりの現在なので、普通の衿巾程度でも、太めなイメージで、タイトなジャケットに新鮮なインパクト。秋冬を待たず、次シーズンのトレンドを、この春夏オーダーで試していただくのも、おシャレずきにはたまらないぜいたくかも知れませんね^^

ハリスツイード

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/