デパート・百貨店みたいなオーダースーツの外商

デパート・百貨店の外商部が、外商先に出かけていくのは、もちろんセレブなおうちです^^普通、来てくれといってもデパートの外商は来てくれないので、誰かのご紹介や、年間ご購入いくら以上などの基準があるのだと思いますが、仕立て屋になりたての頃、自分がやっていたオーダースーツの外商は、呼ばれればどこにでも出かけていき、3足1000円の靴下さえ喜んでお届けするような便利屋さん。。スーツご購入を条件に、台車をひかせてくれたお菓子屋さんも。商売的には、1000円の靴下ばかりを届けていたのでは、成り立ちませんが、先につながるお付き合い的な^^そんなものでも、覚えていてくれて呼んでくれるのはありがたいことですし、きっといつも「買ってくれ、買ってくれ・・」とご挨拶ばかりにいっているので、同情してくれたのだと思います。他にお店がないこともないのに、外商で買ってくれるようなお客様はとてもいい人が多いです^^
当時先輩社員に言われて覚えているのが、「お客さんのタンスの中を自分の店の商品でいっぱいにし、補充が必要なときには、タイムリーにご案内できるぐらいのアンテナを持て!!」こんなことができる人は、超能力者以外のなにものでもありませんが、言っていることはわかります。確かにそれができれば、売り逃しはありませんし、ちょうど欲しいタイミングに出せるご案内は、ありがたがられる・・、逆に気持ち悪いほどかも知れません。。
お店で買ってもらうのと違って、外商でオーダースーツのご注文をいただくというのは、お客様とより近い、密接な関係が生まれやすく、専属、いまハヤリになっているコンシェルジュというのに近い形態。外商当時はまだ、若かったので、お客様なのに、飲食のお世話になったり、他のお客様をご紹介いただいたりと、少々自信過剰気味にオーダースーツのネットショップ・Pitty Savile Rowを立ち上げたのも外商、コンシェルジュ時代に培われた、店から追い出されてる感と、独立心からかも知れませんね。。また、お客様とのお付き合いが深くなる分、おススメしたデザインや自分好みなブリティッシュスーツのスタイルなど、気に入っていただけたときなどは更にうれしさが増してしまいます。。
ネット用の販促バナーを作ってみたのですが、相変わらずのセンスのなさ・・、ほんとに少しずつでいいので、うまくなってもらいたいものです。ちょっとの違いが大きな違いなのは、スーツもデザインもおんなじですね・・^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/