クールビズ、コットンジャケットに広見返しがおススメな訳

お仕事用のクールビズに限ったことではありませんが、コットンジャケットやリネンジャケット、もちろんウール素材などでお仕立ていただくジャケットの裏仕立てに「広見返し」は夏仕立てとしておススメ。一般のジャケットの裏仕立てにも「見返し」はあるのですが、標準的なものはジャケット前端が縫い返された10cm程度の表生地と同じもの。「広見返し」はその言葉通り、この見返しの部分が広く、ポリエステルやキュプラの胴裏地を表地で代用する軽く・涼しいお仕立て上がり。
この胴裏地部分に表生地を使うことは、本来衣服内のすべりを良くし、着心地を良くするために付けられる、ポリエステル・キュプラ裏地の効果とは逆に、摩擦を生じてしまうことになるのですが、この「広見返し」は特に吸湿性、通気性の良いコットンスーツや、リネンスーツとの相性が良く、夏を快適に過ごすための天然素材をジャケットのより多くの部分に使用することは、より吸湿・通気性を高める上で理想的です。。
また、この「広見返し」をオーダーフォーム内でご指定いただく場合、現在その袖裏にはお仕立て仕様に応じ、ポリエステル・キュプラの裏地を付けさせていただいておりますが、袖裏地さえ付けないお仕立て仕様もご希望により対応させていただけます。。
お好みの着心地感、表生地の種類などにより、裏地を付ける・付けないから、付ける場合にもオールシーズン的な標準裏地、付けるが盛夏用としてメッシュ裏地や極薄裏地、袖裏地もメッシュ裏地など、オーダースーツは裏仕立て・裏地だけをとってみても多くのバリエーション。

オーダースーツ Pitty Savile Row
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