タキシードの拝絹地の種類について調べてみた

タキシードは夜間に着られる正礼装燕尾服に準ずる礼装として、位置づけらているフォーマルスーツです。夜間用のフォーマルスーツの特徴として拝絹地が衿表から見返しにつき、拝絹地で包まれた共布釦、ジャケット身頃の打ち合いを表と裏から止めることができる拝み釦が付けられ、パンツのたて縫いには、側章といわれる同じ拝絹地で付けられる帯状の飾りがあります。。拝絹地(フェイシング・クロス)は、まだ照明の明るさにとぼしい昔の社交場で、少ない明かりを反射させて顔に集めるためのものといわれていますが、絹の光沢感はそれだけで、華やかな雰囲気のするものですね。。
店長のお店のある静岡では、田舎なためかタキシードの問い合わせをいただくようなことがあまりなく、地元でお仕立ていただくのは略礼服的なブラックスーツがほとんどなのですが、サイト内のフォーマルページからは、お問い合わせをいただくことが少しずつ増えてきたような感じです。。先日、色つきの拝絹地について付属の問屋を探したりしたことなどから、タキシードについてのご案内です^^
タキシードを仕立てさせていただくためには、基本的にはブラックスーツに拝絹地を衿表から見返しにかぶせ、ピーク衿もしくはショールカラー、共布釦、拝み釦とするためのオプション料が必要になるのですが、拝絹地の種類によって値段が異なることになります。この拝絹地には3種類あり、「ポリエステル100%」「ポリエステル・シルクの交織」「シルク100%」、「ポリエステル100%」といっても、ほとんど見た目はシルクなので、拝絹地は若干高めなこともあり、またご着用回数などから、この「ポリエステル100%」のものを選ばれる方が多いです。。
ブラックスーツタキシードとさせていただくための+価格は、「ポリエステル100%」で+¥15750、「ポリ・シルクの交織」で+¥21000、「シルク100%」で¥42000。これは標準的な拝絹地の色が黒色のものを使用し、ピークもしくはショールカラー、共布釦、拝み釦、パンツ側章のオプション価格を含みます。黒色の拝絹地のほかには、取り寄せとして、「エンジ・紺・白・グレイ」をご用意することができます。。

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