リネンスーツ・ジャケットで選んでみたい機能的オプション

秋冬用のスーツにはほとんど出番のない「半裏仕立て」は、ジャケットの裏仕立てとしての位置づけは夏向き仕立てとなります。オールシーズン用となる「背抜き仕立て」秋冬用の「総裏仕立て」などに比べて胴裏地の面積の少ない「半裏仕立て」なら、少し値段を安くしてくれ・・、などと店長でも外でならおやじギャグをいいたくなってしまうぐらいですが、どの縫製ブランドでも¥2100~¥3150の有料オプションが必要です。。
オールシーズン向き、ご着用期間を一番長くしたい場合のスーツに選びたい「背抜き仕立て」の前身部分の裏地をえぐったように斜めに切り取った見ためをしている「半裏仕立て」は、その部分の裏地がつかないだけ軽く、また通気が良い。それ以上に表生地の裏部分が露出して見えるところが涼しげです。。
リネンスーツは夏を快適により涼しくという、着方が多いと思いますので、それに対して選ぶディテールも夏に特化したものを選んでみるのも方法です。。この「半裏仕立て」でお仕立ていただく際にオーダースーツ的に注意していただく必要があるところは、その前身裏地を省く構造上、「タバコポケット」が付けられないというところ。。単純にその部分の裏地がなくなっているので、付けられないということになります。。また、「お台場仕立て」も、その縫製上「半裏仕立て」とは相性が悪く、メンズEx-madeカスタムメイドレディーススーツでは対応不可。ビスポークでは、なんとかかんとか両デザインの併用を試みて対応させていただけています^^
コットンスーツ用のオプションとしてもご参考いただければと思います。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
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