スーツの肩線(ショルダーライン)

ジャケットの肩線はネックポイントから肩先、袖の付け方などで決まるスーツのシルエットとしては大事なところ。標準で各ジャケットのシルエットにセットされているもので、ブリティッシュトラディショナルなスーツにはビルドアップショルダークラシコイタリア調スーツにはセミナチュラルショルダー、トラッドスーツにはドロップショルダーをPitty Savile Rowでお仕立てさせていただくオーダースーツではご提案させていただいております。。
全体シルエットや雰囲気から何気なく選んだ結果のショルダーライン(肩線)でも、そのことを意識して着るとまた、毎日着るスーツの楽しさも増してしまいます。。袖山を若干肩に被せ、芯を入れることで盛り上がったように構築するビルドアップショルダー、ヨーロピアン調スーツの傾向にある誇張した肩線を和らげた印象のセミナチュラルショルダー、ドロップショルダーは、最近朝の情報番組で毎日見る「極楽とんぼ」の加藤浩次さんの着ているジャケットの肩線がそれで、ショルダーポイントを標準的な位置よりも外側に落とし、結果丸肩と見えるようなシルエットとなっています。ただ、ゆったりという感じではなくトレンドのタイトなシルエットなのは、きっと加藤さんのあまりパツパツな肩の凝りそうなスーツを嫌うお人柄なのかも知れません。。ドロップショルダーの肩線は、肩先点(ショルダーポイント)が通常より外側なため、その分数字的な肩幅よりも着心地が楽。タイトスーツの着心地とシルエットにひとひねり加えた感じがして、なかなか好印象です。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
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