ルーズなアンコン仕立てのジャケットを気軽に羽織る

アンコン仕立てといえば、ジャケットを立体的に形作るために必要不可欠な、肩パット、芯地、付属などを省き、ソフトな仕上がり感で生地を体に沿わせる、ジャケットの仕立て方をいいます。正確にはアンコンストラクテッドというらしく、コンストラクテッドが構築するという意味をもつことから、無構築なジャケット。
普通のビジネススーツと横に並べて比べてみると、なんだかずいぶん手抜きをした作りのジャケットのような気がしないでもありません。縫いしろをパイピングなどできれいに始末してあるなどすれば見映えも良いですが、多くの場合ジャケット内全面が未処理のまま。
しかし、この裏地・付属類がつかないアンコン仕立ては、着ていて肩回りもとても軽く、裏地がつかない分通気も良いです。
オーダースーツでもアンコン仕立ては特殊な仕立て方になりますが、「肩パットを薄くする」というようなご指定には無料で対応させていただくことができますよ^^アンコン風のお仕立てをご希望でなくても、「肩パット調節」は「なで肩、怒り肩の調整」にもよく利用される補正方法です。※「なで肩」の場合には、逆に肩パットを少し厚くします。
十数年前には、ペラペラで、たよりなさそうに感じたアンコンジャケットも、今ではもちろんドレスコードはありますが、お仕事用でのご着用も十分に可です^^
Pitty Savile Rowでご案内している、ナポリクラシコはアンコン仕立てに近いものですが、肩パット、付属なしを裁断・カットだけで立体的に見せる縫製をしていますので、夏のクールビズや、気軽に羽織るカジュアル風ジャケットの仕立てとしても最適です^^
アンコン仕立て風なナポリクラシコスーツ

オーダースーツ Pitty Savile Row
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