スーツの仕立て方にあるパターンオーダーとハーフメイド

スーツ型紙
オーダースーツにも採寸からスーツを完成型にするまでにいくつかの種類があります。。
採寸後、仮縫いといってお客様の体型にあったスーツの形をした洋服を作り、一度着合わせをして本縫いに入るフルオーダー。昔のオーダースーツはこの中縫いをした仮縫い付きフルオーダーがほとんどですが、流行に左右される今時パターンへの対応が、古い型紙から起こす場合が多い仮縫い付きでは難しく、どちらかといえばご年配向きのシルエットが多いです。。
このフルオーダーの仮縫いを省略したものが、イージーオーダースーツとかパターンオーダーと言われるもので、Pitty Savile Rowがネットでご案内させていただいているオーダースーツもこの分類に入ります。お客様ヌード寸法若しくはご愛用スーツの基本寸法から、今どきパターンで直縫いというオーダー方法になるので、かっこ良いシルエットと着心地の良いご着用感を兼ね備えたもの。フルオーダーのような微妙な体型補正という点では劣りますが、中縫い時来店の時間制約がなく、また価格的にも抑えられます^^
パターンオーダーでは、まずクラシコスーツブリティッシュスーツ、タイトなどシルエットパターンの選択があり、そのスタイルを構築するためのゆとり量+採寸寸法でスーツをお仕立てさせていただくことになります。デザイン的な部分では縫製メーカーの規格により、「このシルエットでは半裏仕立ては不可」「半裏仕立てでお台場は不可」などディテール同士の組み合わせができない、ちょっと残念な場合がありますが、案外なんとかなってしまう場合も多いです。。
ハーフメイドというのは、既製服とパターンオーダーの間、既製服よりですが、袖丈、肩線、パンツ裾、ウエストなどを仮縫い状態にしてあり、お客様の寸法に合わせて調整後お納めするというもの。袖丈は既製服はほとんど伸ばすことができず、また伸ばすと折り目あとが残ってしまう場合があるため、縫込みを多くして対応可能にしたという便利さがあります。。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/