スラックス、パンツ、トラウザーズの呼び方で違う少しの差

スラックスもパンツも、トラウザーズもどれも同じスーツ用もしくはカジュアル用の下衣として着用されるズボンの名前です。。オーダースーツ店の店長的にも、どう違うのかと言われると、せいぜい「スラックスは、少し年配のおじさんが呼ぶ替えズボンのこと」「パンツは、下着と同じもののようで恥ずかしいが、雑誌・メディアを含め通称しているため、普通に使われているズボンの呼び方」「トラウザーズは英国的なズボンの呼び方」。ズボンには各国でそれぞれ付けられた名称があり、トラウザーズは英語、パンツは米語、フランス語ではパンタロン、ドイツ語ではホーゼンというらしいです。
これらは、すべて広い意味では腰より下の位置で足を2本通して着用する長いズボンの形をしたもの、となりますが、「スラックス」にはスーツのズボンよりもカジュアル向きな替えズボン。スラックスの語源となる「slack」には、「ゆるみ・たるみ」という意味があるように、昔には今よりもゆったりめにはく長ズボンのことを意味していたようです。。
「パンツ」は、米語で長いズボンを意味する「パンタルーンズ」の略語。やはり、下着を意味する言葉ですが、1960年代、イブサンローランが発表したパンタロンが「シティー・パンツ」の呼称で広まり、そこから長ズボン=パンツと定着したもの。
トラウザーズ」は同じ長ズボンでも、スーツに合わされるズボン、礼装用のズボンという意味合いが強いです。。「パンタロン」は1960年代~70年代にかけて、ヒザから裾にかけてフレアしたベル・ボトム型のパンツが大流行した時期と一致して使われるようになったズボンの呼称であることから、日本ではこの裾広がりなシルエットを持つパンツを「パンタロン」と呼ぶようになりました。。
ブログのネタに店長も知らなかったパンツ別、たぶんどうでも良い違いをちょっと調べてみました^^

オーダースーツ Pitty Savile Row
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